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2018年4月23日 (月)

三千二百四十四: 緑の飛翔

       緑の飛翔


  緑の萌え始める中
  草原の上で 車を走らせている。
  若木の枝々が 草原の両脇から
  幾つもの緑の手を
  水平に伸ばしてくるかのよう。
  
    柔らかい陽射しが
    若木の芽をかすめて
    淡い緑のシャワーを降らせてくる。
    梢(こずえ)の間の青空から
    散乱する光を織り交ぜながら。
  
  車のタイヤが空を切りつつ
  僕を運びゆく。
  車道の脇から伸びてくる
  若木の枝々と 僕の両腕が
  結びつき 絡み合い 融け合ってゆく。
  
    心の腕が 青い天頂目がけて 伸びてゆく。
    青空からは 天の腕が伸びて来て
    僕の手と 静かに 組み合わされてゆく。
    草原の上を 羽が生えながら 無心に抜けてゆく。
    一つの音が 草原の上を 軽やかに 流れるかのように。


       坂本 誠

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