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2017年9月14日 (木)

三千百七十四: 「何も知らない」という状況は幸福を生み出すか(独白)

ある人々の間では、

  「何も知らない方が、人間、幸せなのだ」

という人々もいる。

しかし、そのように、何も知らされない人々は、その状態で、幸福感を感じる人もいるかもしれないが、様々な事情を知っている人から、誤誘導される可能性が高いことだろう。

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そして、その情報を知らされない人は、様々な情報を得られないから、様々な角度から見て、自分が本当に幸福かどうかがわからなくなるのだ。

だから、その、上に書いたような「何も知らされない人々」というのは、幸せかもしれないが、その人達以外の、様々な事情を知っている人で、かつ、悪意を持っている存在からは、その存在達の手下として扱われているかもしれない。

しかし、もし、仮に、悪意を持って誘導されているとしても、その誤誘導されている人々には、様々な情報を与えられないから、自分達がその存在達の奴隷として、扱われていることにも気づきにくくなるだろう。

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だから、誤誘導されているような人々が、ずっと後になって、「私達は誤誘導されていた」と気付くや否や、すぐさま、その人々は、「今までの私達は幸福では無かった」と、ため息交じりにつぶやくケースが多い。

このケースで、もっとも、私達の身近にあるものは、太平洋戦争時の大本営発表だろう。

太平洋戦争時の大本営発表というのを、簡単に説明すると、当時の日本政府は、実際には、連合国に戦争で負け続けていたのだけど、実際の日本本土内部では、「日本は戦争に勝ち続けています」という、嘘の広報を流し続けていたことで有名だ。

もっとも、当時の報道各社の報道記者達も、従軍記者として、戦地に従軍して、最前線の様子を熟知していたと思われる。

しかし、その最前線での戦況を詳しく知る従軍記者達も、当の軍部から、「この内容は軍事機密とする」と、言われて、事実を内地に持ってくることも出来ないケースも多かったと、現代の私達は推測できる。

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私が上で挙げたケースの世界、つまり、太平洋戦争時の、日本内部の状況も、マトリックス(SF映画『マトリックス』で用いられた「偽造社会」の意味)であったとわかる。

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早い話が、何も知らない人というのは、ネガティブな狙いを持つような人々から、簡単に誤誘導されるだろう。

そして、後になって、「誤誘導されていた」という事実を知り、つまり、「騙されていた」という失意を抱かされるから不幸感を持つ。

だから、冒頭に掲げた「何も知らない方が、人間、幸せなのだ」という理屈は、私に言わせてもらえば、はっきりと間違っていると思う。

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上の話では、マトリックスの一例として、「太平洋戦争時の日本」を例に挙げたけど、私達の周囲を、よく見まわしてみると、意外にも、そのマトリックスの現実を、多々発見できるかもしれない。

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                                       坂本 誠

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