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2017年9月26日 (火)

三千百七十九: 詩の思い出

こんばんわ。

時々、私の過去に書いた詩を再掲載しながら、それらのエピソードなり、感慨深いものを書き添えている関係のものです。

以前から、音楽と親和性の深いものが、自分のお気に入りの詩になるような気がします。

今日は、3つの詩について、書いてみます。

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          朝のボロブドゥール遺跡

 

    インドネシアの密林の奥深く
    ボロブドゥールという謎の遺跡が横たわっている。
    早朝の曙光の射す中、
    遺跡の千の仏塔の上に
    千人の千手観音がいる。
    千手観音が千の剣を持っている。

 

    千手観音が
    朝日に感謝の祈りを捧げるため、
    剣の舞いを始める。

 

    一糸乱れぬ千の剣。
    一糸乱れぬ千の観音。
    一糸乱れぬ千の笑顔。
    千の仏塔の上で、千の観音が軽く宙にステップする。
    朝の光が千×千の剣に反射して、きらめいている。
    遺跡が輝いているようだ。

 

    千手観音の たゆたう虹色の衣から、
    虹色の香りが出て、
    緑の密林をかぐわせている。
    その香りは
    千手観音の喜びなのだ。

 

            坂本 誠
            
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この、『朝のボロブドゥール遺跡』という詩は、2009年1月12日に作成されています。
今から、8年前ですね。

『ボロブドゥール』という遺跡は、インドネシアの密林の地中に深く埋められていたのですが、近代になって発見された、謎の仏教関係遺跡と言えます。

秀麗な形をしています。

その『ボロブドゥール遺跡』の壁面には、様々なレリーフ(彫刻)が彫られていて、そのレリーフの中に、美神のダンスの踊りがあったでしょうか。

あるいは、今はもう覚えておられない人もおられるでしょうが、『レナウン』衣服関係の会社のCMのレナウン3人娘が、この『ボロブドゥール遺跡』まで出かけて、CM中で踊っていました。

しかし、インドネシア等の東南アジアで、古来より伝わる、仏教関係の舞踊音楽中には、女神をかたどった、艶やかな(あでやかな)踊りが有名です。

上の『朝のボロブドゥール遺跡』の詩にも、そのような雰囲気が漂っていると思います。

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          遠い星へ向かう時

 

    遠い星へ向かっている時、
    その星から 一つのやわらかい声が聞こえてくる。
    慈雨のように 上から降り注いでくるよう。
    その星が僕を迷わぬようにしてくれたのだ。

 

    僕の両腕は二つの音か。

 

    星に向かっている時の
    凄いスピードが 遅いスピードのようだ。

 

    僕は一つの音楽。
    音楽が音楽の上に乗っている。

 

          坂本 誠

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この、『遠い星へ向かう時』という詩は、2009年6月26日に作成されています。

自分の内面に向かうかのような、時は、それなりに、アルファ波ミュージックの雰囲気が、心の内部に漂わないといけません。

自分の内面に向かうかのような雰囲気、それ自体が、自分の内面に向かうかのようでいて、実は、宇宙空間に向かって飛び立っていた時に、『遠い星へ向かう時』のような詩が出来るのに気が付きます。

誰でもが、自らの心の中央と、大宇宙の中心はリンクしているのかもしれませんね。

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          音

 

    雲海が やわらかく広がる朝
    一つの音が 宙を漂う。
    音は 翼を 羽ばたかせ、雲の上を 静かに舞う。
    穏やかな ほほえみを持って。

 

    羽毛のような 音の響きが 翼そのものか。
    音と音が 宙を 軽く すれ違う時
    触れ合う 彼等のその笑顔に
    暖かい 光を感じる。

 

    音が ほほえむ時
    音そのものが
    かすかに 光る。
    蛍のように。

 

    その淡い光が 音の周囲に
    きらめきわたる。
    芳香(ほうこう)が漂うかのように。
    また 虹のかけらが流れるかのように。

 

    竪琴(たてごと)に 触れる指と その絃(げん)から
    光と音が 靄(もや)のように にじみ出し
    春の せせらぎのように
    遠方(おちかた)に 流れていくかのように。

 

        坂本 誠  

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この、『音』という詩は、2012年11月18日に作成されています。

海の上に漂う霧の上に、音楽が漂い舞うような感じでしょうか。

前作『遠い星へ向かう時』という詩には、宇宙の雰囲気がありますが、こちらは、地球上の自然、海や山などを感じていました。

音楽の中の音を擬人化したところが気に入っています。
音が天使として、浮遊している感じでしょうか。

では、また、いつか、このシリーズの続編を掲載します。


                                       坂本 誠

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