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2017年8月26日 (土)

三千百六十六: 「マクロス フロンティア」を見て_No.3

こんばんわ。

三千百六十一:「マクロス フロンティア」を見て_No.2』の続きです。

この「マクロス・シリーズ」というのは、初代マクロスからそうなのですが、企画の段階から、「現在の全てのアニメの要素を、この作品マクロスに取り込もう」というのが、骨子だったそうです。

ですから、このアニメには、恋愛アニメの要素まで、当然、取り込まれています。

SFアニメでもあり、音楽アニメでもあり、恋愛アニメでもあり、かつ、同時にロボット・アニメでもあります。

ですから、視聴者の側は、様々な角度から、同アニメを楽しめるように、ストーリー作りがなされています。

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当然、この「マクロス フロンティア」でも、恋愛アニメの側面が描かれています。

この段落では、この「マクロス フロンティア」の恋愛アニメの側面について、私が気になった部分を語ってみます。

私が気になった回は、第9話『フレンドリー・ファイアー』です。

当記事で引用した写真は、当然、「マクロス フロンティア」の第9話『フレンドリー・ファイアー』からの引用です。

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「クラン」というのが、プロトカルチャー(地球人類、マイクローンとも言う)から遺伝子工学によって生み出された女種族の巨人、メルトランディ軍の女性兵士です。
下の写真が、遺伝子工学技術によって、マイクローン化されたクランです。

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そして、下の写真が、プロトカルチャーである、ミシェルです。

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クランは、ミシェルへの思いを胸に秘めていますが、もちろん、なかなか言い出せません。

そして、ミシェルも、クランへの思いがありますが、クランよりも徹底して、その思いを見せることがありません。

女性である、クランの方が、その思い、ミシェルへの恋愛感情が、時々、スクリーン上に流れ出てきます。

しかし、あえて、ミシェルの方は、クランの、その思いには気づかないように生活を続けています。

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ストーリーが進むにつれて、クランの方が、「どうして、あなたは私の思いに気が付かないのか?」という感じになってきます。

そして、私達の現実の男女の世界でもありますが、相手のことが好きにも関わらず、かえって、相手に対して、冷たい行動を取ってしまうのです。

男女の間に見られる、婉曲的な愛情表現ですね。
その婉曲的な愛情表現が、この「マクロス フロンティア」にも描かれています。

少しだけ、このシーンに至るまでの、あらすじを書きます。

ミシェルは、過去の自分の心の傷を思い出し、任務上で、味方を撃ってしまいそうになります。

ミシェルは傷心しながらも、自分の心の傷を打ち消すためにか、就寝時間を超えてまで、宇宙空間に出て、射撃訓練をします。

クランはそれを心配して、ミシェルの側にやって来ます。

そのシーンを以下に引用します。


(以下、『フレンドリー・ファイアー』より引用)
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クラン:
「もう、就寝時間だぞ」

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ミシェル:
「あ」

クラン:
「眠れないのか?」

ミシェル:
「おせっかいなら、勘弁してくれ、クラン。相手、する気分じゃない」

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クラン:
「私は、ただ、、、おまえが、ジェシカのことで、、、」

ミシェル:
「関係無い! 多分、寝つけないのは、一人寝が寂しいせいかもな」

クラン:
「また、おまえは、そう言う」

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ミシェル:
「それとも何? クラン? おまえが今夜、相手をしてくれるとでも言うのか?」

クラン:
「ま、、、」

ミシェル:
「無理か。マイクローンになった、おまえに手を出したら、淫行罪で捕まっちまう」

クラン:
「、、、」

  (※筆者注:ここで、クランがミシェルをひっぱたく)

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ミシェル:
「何すんだよ!」

クラン:
「バカ!」

_7

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(引用終わり)

このシーンで、面白いのは、巨人化した(本当のボディである、クランのままの姿で)、クランが、ヴァルキリーに搭乗している、ミシェルを、そのまま、ひっぱたくことです。

女巨人である、メルトランディ族のクランの身長は、約15メートルでしょうか。

ですから、身長約15メートルの巨体で、何かの物体を殴りつけるだけでも、殴られた物体は、大変な衝撃がかかる筈ですが、その辺りは、アニメですからね。

現実社会で、このシーンの、衝撃の激しさを想像してみるならば、車長約15メートルの大型トラックが、走って来て、どこかに接触する時の、光景を思い浮かべたら、だいたい想像がつくでしょう。

このギャップが、あるところも、アニメの面白さの一つだと思います。

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本題に帰るのですが、直接に、自分の愛情を伝えないと、回り回って、上記のような、男女の間のたわいもないケンカに発展するのですが、これと似たようなケースは、私達の世界である、男女の間にも数知れずあることでしょう。

というのも、「どうして、このような、婉曲的な愛情表現が行われるのか?」とか、あるいは、愛情とは逆のような行為、「自分の愛情に気付いてもらいたいからこそ、なんとなく、相手をいじめてしまう」という行為が、なぜ、起きるのか、というと、「正面切って、相手に告白してしまえば、相手に振られてしまうのではないのか? 相手は私のことを、そんなに好きではないかもしれないので。それが恐ろしいからこそ、私は、あえて、婉曲的な愛情表現を実行してしまうのだ」というのが、その、ほとんどの原因ではないかと、感じたりします。

いつの時代になっても、どんな環境になっても、男女の恋愛に勇気を出すことは、難しいことだと感じてしまいます。


(以下、過去記事、関連記事、及び、参考文献)
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『三千百六十一:「マクロス フロンティア」を見て_No.2』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2017/08/_no2-6d07.html

『三千百五十九: 「マクロス フロンティア」を見て』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2017/08/post-6dea.html

『二千四百七十三:「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見て_No.8』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/05/_no8-641a.html

『二千四百四十:「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見て_No.7』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/03/_no7-3898.html

(以下、旧ブログ『悲喜憐偉』側の記事)

『二千六百六十九:「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見て_No.6』
http://hikirini.blog.bbiq.jp/blog/2012/11/_no6-d396.html

『千三百十五:「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見て_No.4』
http://hikirini.blog.bbiq.jp/blog/2011/10/_no4-6088.html

『七百三十八:「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見て_No.3』
http://hikirini.blog.bbiq.jp/blog/2011/01/_no3-5b33.html

『七百二十五:「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見て 』
http://hikirini.blog.bbiq.jp/.s/blog/2011/01/post-ff12.html


                                       坂本 誠

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