« 三千百四十五: 減少方向に向かう世界を考えて_No.3 | メイン | 三千百四十五: 減少方向に向かう世界を考えて_No.1 »

2017年7月14日 (金)

三千百四十五: 減少方向に向かう世界を考えて_No.2

三千百四十五:減少方向に向かう世界を考えて_No.1』より続く

=========================

●:野菜の収穫量

例えば、野菜の収穫量です。

この野菜の収穫量が、人々の間で、余って来ると予想されます。
農業人口も減るでしょうが、農業の分野でも機械化が進んでいます。
しかし、人口減少が起きているので、野菜を食べる人の総量が減るので、結果として、野菜の量が余ると予想されます。

現代の巨大都市の中心部で無い限り、農村部では、今でも家庭菜園などが行われているので、その野菜も余って来ることでしょう。

20100604162052

 

ですから、野菜の御裾分けが増えるので、その分、台所事情が助かって来ると予想されます。

この点を考慮すると、巨大都市の中心部で生活されている方は、このような恩恵にあずかることが少ないと予想されるので、巨大都市の中心部で生活している方は、さらに台所事情が苦しくなるかもしれません。

現代でも、地方都市ならば、地方都市の中心部に、かなり近くても、家庭菜園を楽しまれている方々がいます。
また、地方都市ならば、地方都市の中心部に、野菜を輸送することは、比較的に簡単です。

しかし、巨大都市というのは、巨大都市になればなるほど、その中心部分に、野菜を輸送するのが困難になってきます。
また、当然、地方都市の中心部では、ほとんど農業が行われていないでしょうから、今でも、地方都市と比較して、野菜の値段は高いことでしょう。

いずれにしても、人口減少に向かう、大きな波の中では、今後も野菜の総量が余って来ると予想されます。

=========================
●:故人の遺産

「人口減少に向かっている」ということは、現在は出生率よりも死亡率の方が上回っていることがわかります。

人が、いつの日にか死ぬのは仕方のないことです。
ですから、現在でも、故人の遺産分配も増加中でしょう。

その、故人の遺産の中には、周囲の人々の手に入れたかったグッズが残されているかもしれません。

そのグッズを、今は亡き故人の形見として、使用すれば、他界した故人も喜ぶかも知れません。

このような形で、ある程度のグッズを無料で手に入れたり、あるいは、かなり安い価格で、欲しかったグッズを入手できる機会も増えてくるでしょう。

=========================
●:省エネの流れ

「減少」というキーワードの下に、「省エネ」というキーワードも浮かんできます。

最近の家電の店に訪れてみると、省エネ・グッズが並んでいます。
省エネ・グッズの例を挙げてみると、LED照明、省エネ扇風機、省エネ冷蔵庫等々。
自動車販売店に訪れてみると、ハイブリッド・カーが販売されています。
また、住宅展示場に訪れてみると、ソーラー・パネルと、太陽光発電システムが展示されています。
また、ホームセンターに訪れてみると、節水型トイレとか、お風呂の水を吸い上げる電化製品とか、節水型シャワーヘッドが販売されています。

これらを徐々に、家庭に取り入れていくと、光熱費用や水道代が、ぐんぐんと下がっていくことがわかるでしょう。

これも、「減少」の方向性の中にある事柄だと思います。

省エネを実施した結果、余ったお金は、何か他のもっと有意義なことに使えば良いわけです。

元々、科学技術の発展というのは、高性能化の方向であり、その高性能化の方向というのは、他ならぬ、省エネ化の方向であることがわかります。

機械が高性能になればなるほど、省エネ化が進み、かつ、壊れにくくもなります。

人々は、今まで、科学技術を発展させてきたのですが、それは生活を便利にするためでした。

しかし、その科学技術の発展の方向とは、エネルギー産業を縮小させる方向でもあるとわかります。

この科学技術の発展の方向ぶりを聞くと、冒頭に挙げた、北米大陸の草食動物と肉食動物の関係を思い出す方もいるのではないでしょうか。

=========================
●:ロボットによる人間の労働の代行

また、「減少」というキーワードの下では、労働人口の減少も考えられるでしょう。

現在、多くの産業の下では、大量のロボットの導入が進められています。
「ロボット」というものは、その起源から言っても、人間の労働を代行するためのものなのです。

ですから、多くの職場で、人間の労働の代行として、ロボットが進出してきています。
その結果、労働人口が減少するわけです。
実際の人口減少によっても、労働人口が減少するでしょうが、問題なのは、ロボット導入による、労働人口の減少でしょう。

以前にも似たことを書いたのですが、私達、人間の労働力と賃金(お金)が結び付けられているのが、本当の問題点です。

例えば、地球ではない、宇宙の中の、どこかの惑星でも、そこに宇宙人達がいたとしましょう。
しかし、その宇宙人達の間では、お金を使っていなかったと仮定しましょう。
そして、その宇宙人達も、何らかの労働を自分達の手で実際に行っていたのだけど、その星でも科学技術が発展してきたので、その労働現場に、多くのロボットが導入されるようになってきたとしましょう。

しかし、その宇宙人達の間では、お金を使っていないので、たとえ、自分達の労働をロボットに取られたとしても、何も困ることは無いでしょう。
それどころか、ロボットに作業を代行させるようになった分だけ、自分の時間が増えるので、その増えた時間の分だけ、有意義に使えるわけです。

=========================

三千百四十五:減少方向に向かう世界を考えて_No.3』に続く


Powered by Six Apart
フォトアルバム