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2017年5月 4日 (木)

三千百十三: 憲法記念日に憲法のことを考えると

こんばんわ。

昨日の5月3日は、日本では憲法記念日の祝日でした。

ですから、日本国憲法に関する話題を書いてみたいと思います(ちょっと長くなったのですが)。

もちろん、こんな手の話題ですから、出来るだけ、肩の凝らないような雰囲気で書きます。

まずは、日本国憲法の前文を紹介します。

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日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
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日本国憲法は100条以上ありますが、一番大事なのは、この「前文」と呼ばれているものです。

そして、重要なことですが、この日本国憲法の「著者」と呼ばれている方の著者名が無いのに、あなたは気が付くと思います。

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そして、アメリカとかフランスとか中国の憲法を見ても、この「前文」に相当する部分があるのですが、各国の憲法の前文にも、「著者、誰それ」というのは書かれていません。

その代わりに書かれているのが、上の日本国憲法の前文にあるように、「日本国民」とあります。
日本国憲法の前文の主語は「日本国民」となっています。

つまり、「この日本国憲法の前文や日本国憲法の全ての条文を誰が書いたのか?」という疑問の答えは、「日本国憲法を書いたのは、全ての日本国民である」となります。

外国の憲法の前文を見ても、各国なりにその文章は違いますが、文章の中身を読んでみると、例えば、「国民の総意に基づいて」とか、「私達の国の国民の総意に基づいて」等の文章が書かれています。

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ですから、全ての法律は、憲法から派生して作られたものですから、「なぜ、日本の法律は、全ての日本人の適用されているのか?」という疑問の答えとしては、「『全ての日本人が日本国憲法を作った』、ということになっているから、その憲法の下にある法律が、全ての日本人に適用されている」ということになります。

あるいは、「全ての日本人は日本国憲法の前文を了承して、認めている」という前提があります。
つまり、この記事の読者である、あなたが、どこかの誰かが書いたであろうところの、日本国憲法の前文を受け入れて、認めているからこそ、あなたには、日本の全ての法律が適用されています、という形になります。

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実際には、この日本国憲法の前文を書いたのは、日本の戦後の、どこかの誰かでしょう。

その人には、特定の名前があり、色々な人と相談して書いたことでしょう。

また、日本国憲法を書くに当たり、当時、日本を占領していた、アメリカのGHQの意向が、相当盛り込まれているそうです。

しかし、そのような経緯があるにせよ、いずれにしても、この日本国憲法を書いた人は、当時の日本人の内の数パーセントとか、あるいは、0.00001パーセントぐらいの人間が、「日本国憲法は、このような方向であることが望ましい」という、彼らの想いが込められて書かれたことは間違いがありません。

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ですから、日本の戦後まもない頃の0.00001パーセントぐらいの人間の書いた「日本国憲法」を、当時の全ての日本人に見せて、読ませて、当時の全ての日本人が「私達、全ての日本人の同意の下に、この日本国憲法が書かれた」ということは、ありえません。

なので、現行の日本国憲法を定めようとしていた、戦後、間もない頃でも、現行の日本国憲法の草文に反対していた人もいるそうです。

これは、実は日本国憲法だけではなく、外国の憲法も同じです。

外国の憲法制定の際にも、例えば、フランスならば、フランス憲法を定める際にも、「そのフランス憲法の全ての条文に、全てのフランス国民が同意した」という、完全な事実(文字通り、本当に、完全に100パーセントのフランス人が、完全に、フランス憲法に賛成した、という事実)は、現実には起こっていない筈です。

にも関わらず、ほとんど全ての国の憲法というのは、どこかで、いきなり強引に、何人かの実力者の行う強行採決のように、一方的に決めたのだ、ということが私達にわかります。

そして、全ての国の憲法の前文には、「私達の国の全ての人間は」とか「我が国の国民の総意に基づいて」とか「われら、全てが決めたところには」等の文章を、その憲法の前文を実際に書いた、実際の人物が、実際に書き込んでいるわけです。

実際には、「どこかの国の憲法を制定する」という段階になると、法律関係の学者と呼ばれている人が書いたりします。
しかし、「憲法や法律の文章とは、このように書かなければいけない」というスタイルがあって、それに基づいて憲法の文章は書かれています。

その「スタイル」というのが、上から書いているように、「我が国の国民の総意に基づいて」とか「われら、全てが決めたところには」等の文章というわけです。

その国の全ての国民に対して、法律を有効化しないといけないので、そのような文章スタイルで書かないと、法律が有効化されないのです。

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外国の憲法でもそうなのですが、私達の身近にある日本国憲法で考えましょう。

つまり、「日本国憲法は全ての日本人によって書かれた」というのが前提になっています(現実には違いますが)。

ですから、日本国憲法の下に、日本の法律が作られますから、「日本の法律は、全ての日本人が決めた」というのが前提になっています(現実には違う筈ですが)。

ですから、「日本のルール(法律)は、全ての日本人が決めた」と、なりますから、全ての日本人に、全ての法律が有効化されています。

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この記事を読まれる読者の方々も、小学校に入ってから、社会科の時間に、この「日本国憲法」のあらましを、学校の先生から聞かされたことでしょう。

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小学校時代の、あなたは、社会科の時間に、小学校の先生の語る「日本国憲法」のあらましを、おそらく、なんとなく、ぼんやりと聞いていたことでしょう。

しかし、小学校時代の、あなたは、その社会科の時間に、しっかりと、この日本国憲法に、同意した記憶があるでしょうか?

ましてや、小学校時代の、あなた自身が、「あなた自身が、その日本国憲法を書いたことになっています」と、目の前の小学校の先生に、もし言われたとしても、その時点で、その先生の言葉を信じることが出来たでしょうか?(いや、とても信じることは出来なかったでしょう)

(ですから、この色々な国の憲法を書く際の文章スタイルというのは、「一種の強制を行う文章だ」と、私は感じるのですが、読者の方々である、あなたは、どのように感じるでしょうか。以前、「日本国憲法の前文で美文だなあ」という手合いの記事を書いた事があるんですが、最近では、上のような感じからもおわかりのように、あまり、日本国憲法の前文を美文だと感じなくなりました。)

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現在でも、毎日の新聞やテレビのニュースの時間に、「何某の人が、何々の法律を破ったので、その何某の人が逮捕されました」等のニュースを、私達は、よく見たり、聞いたりします。

そこで、ちょっと、想定的に話を作ってみます。

Aさんが、日本の法律を破った、犯罪者と仮定します。
そして、Bさんを、日本の警察官と仮定します。

BさんがAさんを逮捕しに来ました。

◆Bさん:
「あなたは、日本の法律である、何々を破りましたので、私があなたを逮捕しに来ました」

●Aさん:
「私は、そんな法律を認めませんよ」

◆Bさん:
「いや、現に、日本の法律が、このように定められていますので、あなたを逮捕します」

●Aさん:
「そんな法律を決めたのは、私ではなく国会議員でしょう。私は、そんな法律を認めませんよ」

◆Bさん:
「いや、日本の法律(ルール)というのは、『必要である』と判断されて、日本国憲法から派生して作られたのです。そして、『Aさん自身が日本国憲法を作った(あるいは、日本国憲法の全てを認めて、受け入れている)』ということになっています。ですから、この日本の法律は、Aさんが決めた((あるいは、Aさんが日本の全てを法律を認めて、受け入れている)ということになっています。つまり、日本の法律(ルール)というのは、Aさんが作りました。ですから、私は、あなたを引っ張って行けるのです」

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私が上に仮定して作った話題が、現実の様々なケースに当てはめて、行われている、ということがわかるでしょう。

現実には、Aさんが日本国憲法を書いたわけでもなく、また、Aさん自身が「日本国憲法を認めて、受け入れた」という記憶も、あまり無いでしょうが、Bさんや司法関係の人から見たら、「Aさんは、暗黙の内に、日本国憲法を認めて、受け入れているに違いない」という前提(想定?)の下に、Aさんを逮捕しようとしていることが私達にわかります。

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ですから、上の話から、読者の方々も想像できるでしょうけど、AさんがBさんに逮捕されないようにするには、Aさんが「私は日本国憲法を受け入れません(あるいは『私は日本国憲法を書きませんでした』)」と、公言することです。

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Aさんが「私は日本国憲法を受け入れません」と、Bさんに公言すれば、同時に、日本国憲法の下に配置されてある、全ての日本の法律が、Aさんに対して無効化されます。

しかし、Aさんが「私は日本国憲法を受け入れません」と、公言した時点で、Aさんは、日本の国内に住みつつも、その時点で、日本の国籍を失うことにもなることが、読者の方々もわかるでしょう。

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この手の話題ですから、堅くならないように、面白い話題を交えて、笑えるような感じでも書くつもりの私でしたから、許していただきたい部分もあるのですが、仮に、「私は日本国憲法を受け入れません」という意向のある人ならば、裸になって、日本の街を歩いても、「その人には、日本国憲法を適用することが出来ない」と、周囲の人がわかるので、おそらく、その人は逮捕されずに済むかもしれません。

しかし、読者である、あなたも容易に想像できると思うのですが、たとえ、その「私は日本国憲法を受け入れたくない」という意向を持った人がいたとしても、「時と場所をよく考えて、自らの実行したいことを、うまくやった方が良いだろう」と、あなたも考えることでしょう。

現に、「私は日本国憲法を受け入れません(あるいは、私は日本国憲法を受け入れた記憶がありません)」という意向を持った人がいたとしても、それを公言した時点で、その人は、日本の国籍を同時に失うからです。

もちろん、この記事だと、例として、日本国憲法を挙げて、私は書いているのですが、様々な国の憲法で考えても同じだと、読者の方々もわかるでしょう。

上の喩え話に出てくる、Aさんのような人が、もし日本の中にいると想定するならば、その人物は、様々な角度から色々な事を考えて、ケース・バイ・ケースで様々な出来事に関する差引勘定や損得勘定に上達し、日々の生活の、向上に励めば、よろしいのではないかと思います。

ちょっと長くなりましたが、ここまで読んで下さり、ありがとうございました。



(以下、過去記事、関連記事、及び、参考文献)
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『二千六百八十二:News_No.587』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/10/news_no587-2810.html
(以下、『後世に残したいラジオの話』、2013/3/23記事より抜粋引用)
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●伊藤真弁護士が語る『ご存知ですか?日本国民は憲法を守る義務なんてありません。』
http://radiotalkrecording.blog.fc2.com/blog-entry-91.html

■会話をしている人物

伊藤真 (弁護士 / 資格試験指導校「伊藤塾」を主宰)
青木理(あおきおさむ / ジャーナリスト)
江藤愛(TBSアナウンサー / 青山学院大学文学部英米文学科卒)

伊藤 憲法ってのは我々国民が守る義務は全くないんですよ。

青木 うん
江藤 えっ、そうなんだ

(、、、中略、、、)

伊藤 憲法は、政治家とか官僚とか裁判官とか自治体の知事、えー、首長とか職員さんとか、公務員の皆さんたち。もっと言えば、国の側や自治体の側で仕事をする、そういう皆さんたちが守らなければいけない法なんですね

江藤 うん?

伊藤 まぁちょっと、代表して分かりやすく官僚、政治家でいきましょうか。官僚や政治家の皆さんたちが守らなければいけなくて、『じゃあ国民はどうすんのよ?』。国民は彼らに守らせる責任があるだけなんですよ。(、、、以下、省略)
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(抜粋引用終わり)


                                       坂本 誠

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