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2017年2月28日 (火)

三千八十七: 近い旅と遠い旅を考えて(独白)

近い旅行を好む人がいる。
そうかと思えば、遠い旅行を好む人もいる。
「遠い旅行」と書けば、海外旅行と言えるだろうか。

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通常、海外旅行となれば、費用も高くついてしまう。
確かに、私も海外旅行に行ってみたいのだけど、あまりにも海外旅行に出かけてみたいとは思わない。

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費用的な面もあるけれど、私は猫を飼っているので、そんなに遠出も出来ないタイプだ。
だから、国内旅行と言っても、実は2泊するのも、遠慮がちである。
なぜならば、私がどこかに1泊しただけでも、我が家の猫は寂しがると私は知っているから。

最近では、そんな旅人のために、ペット用のホテルもあるらしい。
旅先では犬を泊めても良い旅館もあるらしいが、これも、まだ稀だろう。
上に書いた「ペット用のホテル」というのは、主に、ペットの飼い主が旅行時に家を空けるため、そのペット達を、自宅近所で、何日か、預かってもらうための「ペット用のホテル」だ。

だから、旅人は、自分のペットを旅行時に、その「ペット用のホテル」に何泊か預けて、その間に、旅をする、というものだ。

しかし、「ペットをペット用のホテルに何泊か預ける」というのも気が引けてしまう。
これだと、動物病院に自分のペットを預けるのと同じ感覚になってしまうからだ。
ペットにとっては、異質な環境であり、おそらく、ペットもストレスが溜まるものと感じている。

だから、我が家の猫をペット用のホテルに何泊か預けてまで、2泊以上の旅行までを考えていない。
なので、「旅行期間中のペットの世話を、ペットの負担にならない程度に、世話をするにはどうするか」というのが、私のニーズになってしまう。
おそらく、私以外にも、このようなニーズを持つ人が世にいると考えてしまう。

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とりえあず、海外旅行のための高額な費用とか、ペットの都合を考えたら、現実としては、安・近・短(あん・きん・たん)の旅を考えざるを得ない。

現実に、近頃は、その安・近・短の旅しかしていない。

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そして、あまり、海外旅行などに憧れていない自分を発見する。

これなども「旅」というものに対する視点が変わったからだ。

例えば、私がヨーロッパ人だと仮定しよう。

そして、痛く、日本の九州の阿蘇の大草原とか長崎の異国情緒の流れる街並みとか別府の温泉街が気に入ったとする。
その状況で、私が故国のヨーロッパに帰国したとしよう。
さらに、再び、「日本の九州を目指した、旅のリピーターになりたい」と願っているとしよう。

そして、この状況だと、ヨーロッパ人である私にとって、日本の九州への旅行は海外旅行だ。
だから、リピーターとなって、何回も日本の九州に訪れると、莫大な費用が発生してしまう。

つまり、ヨーロッパ人である私にとって、日本の九州を目指した、旅のリピーターになるのは不可能に近いだろう。

ところが、九州に住んでいる九州男児ならば、常に、九州に住んでいる。
だから、「日本の九州を目指した、旅のリピーターになりたい」と願っている、ヨーロッパの旅人にとっては、実に羨ましい環境に住んでいることになる。

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話の流れから、「私はヨーロッパ人である」と仮定したのだが、現実は、私は九州に住んでいるのだから、日本の九州に憧れている、ヨーロッパの旅人の視点から私を見れば、私は非常に恵まれた環境に住んでいることになる。

これと同じ事が、地球上の様々な観光地についても言えると思う。

人は、長く同じ土地に住んでみると、その土地の良さやその他の事情を忘れやすくなる。

だから、日常とは違った視点を得るためにも、旅行をしてみたくなる。

しかし、上の話から考えても、あまりにも遠距離旅行をしなくても良いことがわかる。
なぜならば、普段忘れてしまった、自分の土地にも、素晴らしい環境が残されていることが多いとわかるのだから。

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もちろん、海外旅行をしたい人は、それは何度してもいい。
しかし、そうでなければ、「自分はよその遠い土地の人である」と仮定するのだ。
つまり、日常生活とは違った視点を得て、改めて、自分の住んでいる土地の再発見をする目的で、自分の住んでいる環境を海外の土地とみなして、安・近・短の旅を実行してみるのだ。

すると、海外旅行先での、有名な観光地の美しさや面白さを知ることよりも、自分の足元に存在している土地の美しさや良さを発見する方が難しく、そして、より味わい深いことがわかる。

なぜならば、自分の足と自分の目で、改めて、自分の土地の良さや美しさを発見し、また、再確認出来たので、その喜びは一際素晴らしいからだ。

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そして、海外旅行を楽しみたい人で、ある外国先のリピーターになりたい人ならば、生まれ変わった時に、その海外のお気に入りの土地に生まれた方が良いと思う。

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だから、私は、むやみやたらと、海外旅行等の遠距離旅行に憧れていないような気がする。

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                                        坂本  誠

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