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2017年1月27日 (金)

三千六十五: 買うよりも借りてみる

三千六十四:転換の時代を考える_No.3』の続きのような雰囲気の記事です。

私も、このブログ上で、最近、郊外によく見かける大型商業施設について書いてみます。
以前の記事では、消費者側からの大型商業施設の利点について書いていました。

しかし、大型商業施設の利点については、様々な店の側からも、ある意味、利益が有ります。

昔のお店を出すときの仕組みと言えば、出来るだけ、街の中心部の土地を買い、そして、その土地の上に上物(うわもの:土地の上の建物である、お店本体のこと)を建てたものでした。

しかし、現代から考えてみると、今でも、上のようにお店を出すところもありますが、この方式だと、経費がかかってしまうことに気が付きます。

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なぜならば、出来るだけ、街の中心部分の土地を購入した後、さらに、その土地に上物をかまえないといけないからです。

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それとは違う、大型商業施設での出店を考えてみます。

大型商業施設内でのお店というのは、ほとんどが「テナント」と言われる形式の出店です。
「テナント」とは、要するにレンタル契約のことです。

大型商業施設には、オーナー(所有者)がいます。
そして、その大型商業施設内での小さなお店をかまえたい人(店主)が、空いている売り場を見つけると、その小さな区画を大型商業施設のオーナーからレンタルしてもらうのです。

そのレンタル契約に基づいて、店主さんは大型商業施設内で商売を行います。

私が上に挙げた「自分の土地を買い、その土地に上物をかまえる」という方式だと、ずいぶん、経費がかかることがわかるでしょう。

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そして、お店の店主といえども、どうしても、そのお店を閉店しないといけない場合も出てきます。

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その際、大型商業施設内でのテナント形式だと、お店を閉店するのにも、経費が安く済むのに気が付きます。
自分のお店の在庫を引き取って、テナントで貸し出されていた、売り場を大型商業施設のオーナーに返却するだけです。

しかし、前者の例である、「自分の土地を買い、その土地に上物をかまえる」という方式で店を出している方は、自分が土地を購入し、さらに、その上に上物もあるので、店をたたむのにも、たたみにくい状況が発生していると思います。

「自分の土地を買い、その土地に上物をかまえる」という方式で店を出した場合だと、自分の買った土地が売れるのを待っていたり、さらに、その土地の上の上物までも、誰かが購入してくれないと、心残りでしょう。

ですから、この意味でも、大型商業施設内でのテナントの方が、手軽に出店でき、手軽に店をたたむことが出来るのです。

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また、お店の老朽化についても、大型商業施設内でのテナントの店主さんだと、ほとんど考える必要がありません。
確かに、個別に借り受けている、個々のお店の売り場の施設自体は大事に扱わないといけないので、よほどのアクシデントとか事故が無い限り、個々のお店の売り場の施設の破損を考えないで良いでしょう。

ですから、残るは、大型商業施設そのものの老朽化ですが、この問題自体は、個々の店主さんの問題ではなく、大型商業施設のオーナーの問題です。

ですから、もし、個々の店主さんが「自分の店を出している、この大型商業施設も老朽化が進んだな。どこか他に店を移したいな」と考えれば、何も言わずに、テナントの契約を解消するだけで済みます。

このように、大型商業施設内でのテナント形式での商い(あきない)は手軽だとわかります。

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これだけ、大型商業施設内でのテナント形式での商いの良い部分ばかりを書いていますと、これを聞きつけた、大型商業施設のオーナーさんが、「テナント料を上げよう」と考えるかもしれませんが、個々のオーナーさんの意向の問題でもあるし、今の私のこの記事は、あくまで、従来の「自分の土地を買い、、、」という形式と比較しているので、これについては、私はどうしようも出来ない部分です。

ただ、最近では、大型商業施設の老朽化の問題もちらほらと出て来ているので、大型商業施設のオーナーさんも、戦略的には難しいでしょう。
もちろん、大型商業施設が老朽化すると、全体を改装するに、大変な手間がかかるからです。

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やはり、ここまで書いて来ておわかりのように、私が目にする事から書けるのは、タイトルに現れているように、『買うよりも借りてみる』です。

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最近では、郊外に、大きなレンタル・ショップが建つようになりました。
そのレンタル・ショップに行くと、CDを借りたり、マンガを借りたり、DVDも借りれます。
ですから、利用している消費者からすると、視聴したい時だけ、それらを借りて、必要の無い時はそれらの商品が手元にある必要はありません。

また、借りているだけなので、当然、所有物ではないので、自分の部屋がすっきりと片付いていると思います。

以前、レンタル・ショップの無い時代だと、「子供部屋が大量のマンガの本で積み重なっていた」という時代もありました。

現代だと、そのような無駄も、かなり省かれていると思います。

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ですから、『転換の時代を考える』に、「買うよりも借りよう」の方針で行くと、より身軽な感じで切り抜けて行けるのではないでしょうか。

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余談的なのですが、最近では、個人向けのパソコンのレンタル業もあります。

「個人向け」というのは、会社(法人)とかではなく、普通のお客さん向けのパソコンのレンタルもあります。
以前は、企業向けばかりにパソコンはレンタルされていたのですが。

ですから、リサイクル・パソコンを購入するか、あるいは、個人向けのレンタル・パソコンを借りるかは、各お店のリース料を見て、電卓をはじき、比較した後で、どちらかを入手した方が良いでしょう。

もっとも、レンタル・パソコンの存在を知っていれば、お使いのパソコンが故障した時に便利でしょう。
故障したパソコンを修理している間には、パソコンをレンタルして、その間、しのげば良いのです。

パソコン修理期間中にも、新たな、リサイクル・パソコンを購入しなくても良いのですから、これを覚えていても、損は無いと思います。

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                                        坂本  誠

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