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2017年1月20日 (金)

三千五十九: 人の色覚と私達の世界を考えて

こんばんわ。

私達の視覚に関する話題を書いてみます。

多くの人間の視覚の「色覚」、つまり、色の話です。

多くの人間の色覚は、「3色型色覚」と言って、つまり、「赤」、「青」、「緑」が、基本の3原色となって、目の前の色彩あふれる世界を見ています。

ところが、最近になって、遺伝子の違い(あるいは、遺伝情報の違い、とか、遺伝の進化とも言えます)によって、極少数の人の色覚が「4原色」つまり、「4色型色覚」を持つ人が現れたとされています。

以下の2件の記事を、軽く挙げておきます。

(以下、『Gigazine』、2016/1/13記事より引用)
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●常人の100倍もの色を見分ける「4色型色覚」を持つ女性がいるのはなぜか?
http://gigazine.net/news/20160113-mystery-of-tetrachromacy/

一般的に人は100万色を識別しますが、世の中にはその100倍である、1億もの色を識別する「4色型色覚」を持つ人が存在すると考えられています。
一説によると女性の12%が4色型色覚を持っているとも言われていますが、なぜ女性だけが4色型色覚を持っているのか、そして4色型色覚が現れるのはなぜなのか、the neurosphereが解説しています。

The mystery of tetrachromacy: If 12% of women have four cone types in their eyes, why do so few of them actually see more colours? | the neurosphere
http://theneurosphere.com/2015/12/17/the-mystery-of-tetrachromacy-if-12-of-women-have-four-cone-types-in-their-eyes-why-do-so-few-of-them-actually-see-more-colours/

(、、、以下、省略)
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(引用終わり)

(以下、『wikipedia』より引用)
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●4色型色覚
https://ja.wikipedia.org/wiki/4%E8%89%B2%E5%9E%8B%E8%89%B2%E8%A6%9A

4色型色覚(4しょくがたしきかく)とは、色情報を伝えるために4つの独立したチャンネルを持つことをいう。
4色型色覚を備えた生物については、任意の光に対して同じ知覚影響を与える4つの異なる純粋なスペクトルの光の混合色を作ることができる。
4色型色覚の通常の説明は、生物の網膜が異なる吸収スペクトルを備えた4種類の錐体細胞を含むということである。
(、、、以下、中略)

最終更新 2015年3月3日 (火) 05:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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(引用終わり)

詳しく、踏み込んだ内容は、上の2つの記事を熟読されて下さい。
ここでは、あらまし程度に説明します。

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この「4色型色覚」を持つ人は、光の3原色ではなく、4原色として、世界の色彩を見ているとされています。
その光の4原色とは、「紫」、「赤」、「青」、「緑」の4つです。

この違いによって、この「4色型色覚」を持つ人は、わずかながら、紫外線の領域の色を見ることが出来ると言われています。

ほとんどの人間は「3色型色覚」ですから、私達が目で感じることの出来る「可視光線」の外側の光である紫外線の領域の色を感じることは出来ません。

しかし、現代に、突然変異的に遺伝情報が変更されたと感じられる、「4色型色覚」を持つ人は、上記の記事の通り、私達、「3色型色覚」人間の感じることの出来る色彩よりも、はるかに多くの色を感じていると言われています。

つまり、ここから、「『4色型色覚』を持つ人は、人のオーラとか、幽霊を見ることが出来る」とも言われています。

遺伝情報の違いによって、私達の目では捕えられない情報を捕えることの出来る人ならば、そのような情報を知覚できるかもしれません。

もっとも、爬虫類とか鳥類とか、ある種の昆虫などは、「4色型色覚」を持つ人のように、紫外線の波長領域を見ることが出来る、と言われていますので、驚くには当たらないことかも知れません。

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現代では、上記のように、遺伝子などの突然変異等によって、多くの人間の感じることの出来ない情報や世界を感じ取れる人々を、説明できるようになったことです。

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以前の状態だと、例えば、揶揄的な感じで、

  「あなたは、人間の目では見えない、オーラや幽霊が見えるんだって? あなたは、人を誤魔化しているか、さもなければ、病院に行かないといけないでしょう」

といった類の、非難や嘲笑の言葉を浴びせかけられているケースが多かったと記憶しています。

ところが、現代科学技術の発展によって、「ごく少数の人が遺伝子の突然変異によって、特殊な感覚を備えたらしい」という科学的な説明がなされるようになり、「目に見えない世界でも、人は知覚可能となるかもしれない」となると、やはり、以前のように、非科学的とされた事に対してでも、人は、簡単に侮蔑的な言葉を与えてはいけないこともわかります。

私としては、「科学の発展云々」というよりも、現代でも、「オカルト的だ」とか「まゆつば物だ」とか言われるものがあると思いますが、それすらも、まだ、科学の目が完全に解明していないので、一様に、非難してはいけないだろう、と、その事自体の方が大事だと思います。

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上の話の流れでわかりやすいと思うのですが、実際に、「私達の目に見えない世界」というのは、存在していない世界の事ではなく、人の見ることの出来る光の領域、つまり、『可視光線』の外側の領域の世界である、と、言えると思います。

そして、『可視光線』の外側の領域の世界である、と言うのは、つまり、「赤外線」とか「紫外線」の領域です。

「紫外線」の領域の外側には、「X線」とか「ガンマ線」等の数多くの領域があります。
「赤外線」の領域の外側には、「ミリ波」、「サブミリ波」、「マイクロ波(携帯電話で使用されている)」や「VHF(TV放送やFM放送で使用されている)」等の数多くの領域があります。

人は、それらの目に見えない光を電波として利用しています。

ですが、それらの目に見えない光(電波)の世界でも、「4色型色覚」を持つ人ならば、わずかながら、私達にとっては、目に見えない世界を見ていると言えるでしょう。

私達の目に見えない世界を見ていることから、「4色型色覚」を持つ人は、私達、「3色型色覚」の人間よりも、多い情報を得ていることになります。

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以前にも、この手の知覚に関した記事を書きましたが、特に、その具体例を与えるデータだと思うので、再び、記事を書いています。

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やはり、現代の私達は、西洋のルネッサンスに似た時代を送っていると感じられます。

以前の例にも出しましたが、西洋のルネッサンス時代に、顕微鏡と望遠鏡が発明されました。
そして、その顕微鏡と望遠鏡の発明は、人間の世界を拡大させました。

それまでの人間は、顕微鏡や望遠鏡でなければ、知ることの出来ない世界は、存在していないのと同じでした。

顕微鏡の発明が無ければ、細菌やビールスなどの極小の存在を発見することは出来ませんでした。
望遠の発明が無ければ、宇宙の中の極大の存在を発見することは出来ませんでした。

そして、それらが発見されたことにより、人間の世界が飛躍的に変化したことは、ここに書くまでもないことです。
ここで、書きたい事は、目に見えない世界のことです。
このように、私達の目に見えない世界(正確には、私達の目で感じることの出来ない光の波長の世界)だからと言って、それは存在しており、遺伝子の突然変異等における状態によって、ある特定の人々ならば、知覚可能である、という点です。

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顕微鏡の存在しない時代だと、人々は、病気の主な原因である、細菌とかビールスの存在を知らなかったので、「その病根は、悪霊の仕業である」とされたことも多かったと思います。

望遠鏡の存在しない時代だと、時折、空から降ってくる隕石等は、これも悪霊の仕業とでもされたのでしょうか。

確かに、顕微鏡や望遠鏡は、中世の人間にとって、今まで、知覚できない世界を知覚できるようにしたのです。

そして、さらにわかったことがあります。

顕微鏡で確認出来る極小の世界の存在も、また、望遠鏡で確認出来る極大の世界の存在も、私達の世界に影響を与えることが出来る、という点です。

具体的な例で言えば、極小の世界の存在である、病気を与える細菌とかビールスであるならば、私達の人体を病気にすることが出来ます。
また、極大の世界の存在である、隕石や月や太陽や、その他の惑星なども、地球に影響を与えることが出来ます。

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これと同じように、現代で明らかになりつつある、私達の目に見えない世界(正確には、私達の目で感じることの出来ない光の波長の世界)からの影響も、確実にあることがわかります。

多くの人に知られたものを挙げてみます。

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紫外線の波長ならば、例えば、殺菌とか消毒に使われています。
赤外線の波長ならば、例えば、人体を温めることに使われています。
「X線」とか「ガンマ線」の波長ならば、病院で、レントゲン写真に使われたり、あるいは、原発事故時に放射能として、出されて、人々の身体を壊します。
「マイクロ波(携帯電話で使用されている)」の波長ならば、私のこのブログの過去記事を読めば、その影響がわかると思います。

このように、極小の世界や極大の世界も、元はと言えば、一つに繋がった世界ですから、お互いに影響を与え合っていることがわかります。
それと同時に、光の波長の世界も、元はと言えば、一つに繋がった世界ですから、お互いに影響を与え合っていることがわかります。

人間の感知できる、光の領域が限られているため、「その影響が、どこからやって来るのか、わからない」ということもあると思います。
しかし、このように、人間の感知できない、光の波長の領域からの影響も考えることが出来るようになった、というのは、大きな進歩だと思います。

ちょうど、人間の肉眼では、見ることの出来ない極小の存在でも、顕微鏡を使うことによって、その動きと影響を知ることも出来るし、望遠鏡を使えば、極大の存在からのその動きと影響を知ることも出来るのと同じです。

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ですから、私達は、新しい冒険時代の始まりにいるとも言えるでしょう。

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過去、様々に顕微鏡や望遠鏡が改良されたように、現在の私達が持っている赤外線スコープのような装置の改良や発達が起きるのではないでしょうか。

赤外線スコープのように、「紫外線スコープ」と言われる装置も発明され、そのような装置を使って、人間の目に見えない波長の世界を見ると、そこには、どのような大きな世界が広がっていることでしょうか。

私が思うに、ある人にとっては、そのような世界にワクワクの気分で冒険に踏み出す人もいれば、ある人ならば、「それは危険な冒険だ」と感じている人もいるかもしれませんね。
 

 

 

  

 

(以下、上記記事に関する過去記事、関連記事、及び、参考文献)
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『二千九百五十五: 極小の世界と極大の世界を感じるに』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/07/post-805b.html

『二千九百四十三: 浄化の時代を考える』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/07/post-71af.html

                                        坂本  誠

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