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2016年12月22日 (木)

三千四十三: 酒と語る時(独白)

今年の正月用の酒はタヌキにしてみた。
決して、宣伝しているわけではないのだけど、正月の酒ぐらい、何かの思いを綴ってみても良いと思う。

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ウィスキーを目の前にしてみると、その酒には寡黙(かもく)な男を感じてしまう。

終始、無口な酒だが、その腹に納まる心、つまり、その酒の味は、まろやかで、温かい。
あたかも、そのような男が目の前にいて、あまり会話を交わさず、その男と飲み交わしているかのようだ。

これに比べて、ビールには若人(わこうど)を感じる。
栓を抜くと泡が立ち、喉越しを通る時は爽やかだ。
だから、ビールには若人が似合う。

そして、清酒には女を感じる。
辛さも控えめだが、どこか酔いがほんのりしている。
清酒の数多くのバックやラベルのデザインに美女が描かれているのも、偶然の一致ではないと思う。

申し訳ないのだけど、焼酎をほとんど飲まないから、その酒を人に喩えることが難しい。

このように酒を人に見立てると、飲む際の気分や、日々の自分の想いも変わるかもしれない。

酒を傾けつつ、目の前の瓶を眺めていると、酒の精と語っている気になるかもしれない。
酒の精と語る時には、人の言葉は不要だ。
様々な酒の個性は、それぞれ違うのだが、その個性との会話は、舌の上でのみ行われるのだ。

年末の夕暮れの一時、陽も傾きつつ、酒も傾き続ける。
種類に応じて、目の前の酒の精も変わり続ける。

寡黙な男がじっと立ちすくんでいる時。
賑やかで血気盛んな若人がはしゃいでいる時。
和服で決めた女性が足を崩して、微笑んでいる時。

彼等との、言葉には、ならない会話を交わす時、過ぎ去りし、一年の日々を静かに、思い起こしてみる。
今年の記憶を、杯(さかずき)の中で、揺らしつつ。

読者の方々や私の周囲の方々への、今年一年の感謝と共に。

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                  SUNTORY OLD

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(以下、過去記事、関連記事、及び、参考文献)
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『二千七百五十:サントリーのコマーシャルを見て_No.4』
●Suntory Royal - YouTube
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/11/_no4-e903.html
https://www.youtube.com/watch?v=wMx8VH2jPaI



『二千七百三十八:サントリーのコマーシャルを見て_No.3』
●小雪 - SUNTRY WHISKY - 角 - CM×8
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/11/_no3-ff80.html
https://www.youtube.com/watch?v=2GlHMsRZFP4



『二千七百十一:サントリーのコマーシャルを見て_No.2』
●サントリーローヤル(1970年代)
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/10/_no2-deb3.html
https://www.youtube.com/watch?v=iZfDpiw7fII

『二千六百六十八:サントリーのコマーシャルを見て』
●【CM】松井玲奈×サントリーオールド
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/09/post-95f9.html
https://www.youtube.com/watch?v=HN1urqNZ-dU




                                        坂本  誠

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