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2016年11月18日 (金)

三千二十: シンクホールの発生原因を考える

    ■:はじめに

先日、日本の博多駅前で、大規模な崩落が起こりました。
この崩落の原因について考えた記事です。

この博多駅前崩落の原因についての私の考えを書いていきますが、当然、私の予想や推測もありますので、ご注意してください。
正式な国の調査も始まるそうです。
しかし、国の調査といっても、ある一定期間、国が調べた後でも、人間の行動の一つです。
ですから、後日、国の調査の結果報告が出されても、それが完全に正しいかどうかはわかりません。

私達の多くは、「国の調査結果はこれだ」と言われて、出されたものを、何の考えや批判も無しに受け入れる傾向が多いものです。
ですから、この点においても、私達は自分の納得のいくまで、調査をしたり、自分の頭で考える習慣をつけたほうが良いと思います。

海外の報道を見てみると、博多駅前の崩落等は、「シンクホール」と言われています。
「博多駅前の崩落は、完全に、シンクホールだ」とは、現時点では断定できませんが、とりあえず、世界のシンクホールの事例を以下に挙げます。

(以下、『InDeep』様、2016/11/8記事より抜粋引用)
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●福岡のシンクホール事象からも思い浮かばずにはいられない、シュタイナーが 110 年前に述べた「頂点は日本」という概念
http://indeep.jp/what-means-fukuoka-sinkhole-and-many-plague-of-sinholes/

日本では珍しい大規模シンクホール

11月8日に福岡で発生しましたこの現象は、報道の表現では「道路が陥没」ということになっていますが、これは、海外での報道ペースに合わせれば、いわゆる「シンクホール」で、しかも、最近の中では、全世界でも飛び抜けて大規模なものといえると思います。

このシンクホールがどのように発生したかというのは、周囲のビルなどから撮影していた方々がわりといらっしゃいまして、ツイッターなどに投稿されています。

下は、こちらのツイッターの投稿のものを編集させていただいたものです。

福岡のシンクホール。2つ穴発生から完全崩落の瞬間まで
https://www.youtube.com/watch?v=zkMDPNBcESs



ここ数年の世界での壊滅的なシンクホールの増加

まあ、それはともかく、シンクホールはこの数年、正確な統計はないとはいえ、報道ベースでは圧倒的な増加を示しています。

今年に関しても、印象的なシンクホールについては前年までより多いかもしれません。

最近は、シンクホールの記事は、地球の記録に記すことが多いですが、個人的に印象に残っているものは、10月のギリシャ、2月のメキシコ(川が飲み込まれた)、3月の中国(池が魚ごと飲み込まれた)などがあります。

下がそれぞれの写真です。リンクは過去記事です。
2016年10月 ギリシャ・イオアニナ

Greekgiantsinkhole1

greek-giant-sinkhole・ギリシャに突如出現した巨大シンクホール


2016年2月 シンクホールに飲み込まれた川

Atyacmexicotop1

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・メキシコ:シンクホールの発生と共に「一晩で」地底へと消えた川


2016年3月 中国広西チワン族自治区

Chinapondhole11

china-pond-hole1・中国広西チワン族自治区で「池にシンクホールが突如として発生」し、5万トンの養殖魚が穴の中に消えていった

これらのシンクホール事象の多発に関して、合理的な見地から考えるのではなく、「聖書」の記述と絡めて書いた記事があります。

今年の夏にイスラエルのメディアに掲載されていたものです。

Bin08051

bin-0805・Breaking Israel News

世界中で突如として発生し続けるシンクホール被害は、コラが帰還して救世主の日がやって来ることを示唆しているのか?
8月2日、ニューヨークのアルバニーで突然シンクホール(陥没穴)が発生し、車が飲み込まれるという出来事が起きた。

同じ日に、地球のその反対側にあるオーストラリアのブリスベンの民家の庭に突然、100メートルの深さのあるシンクホールが開いた。

ニューヨーク・アルバニーのシンクホール
・news10.com

Albanysinkhole1

オーストラリア・ブリスベンのシンクホール

Brisbanesinkhole1


・brisbanetimes.com.au

その数日前、中国鄭州でシンクホールが開き、数人の人たちが穴に飲み込まれた。

アメリカでは、毎年、数百のシンクホール現象が発生しており、その中でも、フロリダは特に発生数が多いとされる。

シンクホールは土壌の浸食によって引き起こされるが、ある日、地面が突然崩壊するまで何年もの間、何の異変も検出されないことが多い。
シンクホールの発生する条件は基本的には自然によるものだが、ときに人為的な条件により状態が悪化する場合がある。

中国のシンクホールは、激しい暴風雨に見舞われていた 8月3日に発生した。
道路の一角を飲み込み、3人が穴に飲み込まれ、そのうち男女1人ずつは救助されたが、女性1人が飲み込まれてしまったと中国メディアは報じている。

中国のこのシンクホールは、幅 20メートル、深さ 9メートルほどのものだった。

中国鄭州で発生したシンクホールに落ちた人たちの救助

Zhengzhousinhole1

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(引用終わり)

ここからは私の文章です。
上記に紹介したように、現在、世界中でシンクホールが起こっているようです。
上記に紹介したもの以外でも、まだ、シンクホールは確認されています。

ですから、読者の方でも、上記のシンクホールを見かけたことのある方ならば、博多駅前の崩落を見たら、「日本でもシンクホールが起きた」と感じたことでしょう。

 

    ■:シンクホールの特徴

上に挙げた数々のシンクホールですが、上記に紹介したもの以外の写真を含めて、シンクホールには幾つかの特徴があります。

●:1
前触れも無しに、地面が突然、崩落、陥没する

●:2
シンクホールは都会でも起きるし、人口密集地以外の場所でも起きる

●:3
発生したシンクホールの内部に地下水と思われる水が溜まることが多い

●:4
シンクホールが出来た後、そのシンクホール分の大量の土砂が、どこに消えたかわからない

●:5
このシンクホールが発生しだしたのは、少なくとも、西暦2000年以降らしい。少なくとも、それ以前の世界では、シンクホールという単語も無かった

 

    ■:博多駅前の崩落を観察する

日本の博多駅前に発生した崩落・陥没が世界で多発しているシンクホールと同じかどうかを検証してみます。

博多駅前に発生した崩落は、報道で大きく伝えられているには、主に、「地下鉄工事の何らかのミスが原因だ」と言われているようです。
しかし、読者の方々も感じるかもしれませんが、人為的なミスを、あまり感じないと思います。

この福岡市、つまり、博多ですが、この博多には、数多くの地下鉄があることが知られています。
ですから、建設会社の方も、ある意味、長期間、博多の町の地下を工事し続けている筈であり、このようなミスを犯すとは考えにくいからです。

また、大規模崩落ですから、もし、人為的ミスと仮定すれば、現場作業員の決定的な人為的ミスが伝えられるかと思いますが、そのようなことも報道されていません。

ですから、この博多駅前の崩落も、その地盤に何らかの想定外の原因が発生していた、と、見なすのが自然かと思います。
そして、その地盤内部の何らかの想定外の原因と、人間側の工事によって、複合的に崩落が発生したかと感じます。

なので、この記事中では、やはり、いわゆる「天変地異の原因の方が、割合が高いだろう」と見ています。
ですから、この「博多駅前の崩落」も、シンクホールと仮定して、以下の記事を書きます。

 

    ■:シンクホールの発生原因追求

ですから、これ以降は、世界でも見られます一般のシンクホールについても見ていきます。
突然、大地が陥没するのですが、幾つかのシンクホールに特徴的な出来事を発見できます。

「■:シンクホールの特徴」に挙げましたが、「●:3 発生したシンクホールの内部に地下水と思われる水が溜まることが多い」があります。
上記の引用文献中の『オーストラリア・ブリスベンのシンクホール』の写真中のシンクホールの内部にも、水が溜まっていることがわかります。
他にも、多くのシンクホールの内部に水が溜まっているものを見たことがあります。

また、「博多駅前の崩落」で出来た陥没にも、多量の水が溜まっているのを私達は確認しました。
しかし、あの「博多駅前の崩落」で出来た大穴の内部に溜まった水も、報道されたように、「地下水」と説明されました。

人口密集地ではない場所で発生したシンクホールの内部にも、水が溜まっているものがありました。
つまり、水道管の破裂によっての水ではないことがわかります。

中には、水道管の破裂によって生じた放水の分の水も、あの穴の中の水となっているでしょう。
しかし、このような現象が起きた時には、破裂したガス管などの処置と同じで、ある一定の時間が経てば、水道関係の職員が、その場所の水道管を止めます。
これによって、断水が起こるので、破裂した水道管から水が止まります。
ですから、あの「博多駅前の崩落」で出来た大穴の内部に溜まった水も、他のシンクホールと同様に、地下水だと考えられます。

ですから、読者の方も、あの「博多駅前の崩落」で出来た大穴の内部に溜まった地下水であろう、と思われる水の量を見て、ビックリした人もいると思います。

  「私達の住んでいる地盤の下には、平素、あれほど、大量の地下水が流れているのだろうか?

と。

確かに、あれほど、大量の地下水が、私達の住んでいる地盤の内部に流れていたら、「これだと、プールの上にわずかの土砂を張って、その上に家とかビルとかを建てているようなものであり、ほんのちょっとした何らかの弾みによって、崩落が起きても不思議ではない」と、私達は感じるのではないでしょうか。

他のシンクホールを見ても、穴の中身に大量の地下水が溜まるらしいので、シンクホールの発生する土地の地盤には、「地下水が溜まりやすくなったのだ」と、感じます。

 

    ■:地下水は、どこから来たのか

「地球上の幾つかの土地の地盤内部に地下水が溜まりやすくなった」と考えると、最近、多発しているシンクホールの原因もわかりやすくなります。

しかし、次に不思議になるのは、「大量の地下水は、どこから来たか」でしょう。

「■:シンクホールの特徴」に挙げましたが、「●:5 このシンクホールが発生しだしたのは、少なくとも、西暦2000年以降らしい。少なくとも、それ以前の世界では、シンクホールという単語も無かった」のように、シンクホールが発生しだしたのは最近です。
それ以前には、シンクホールは、ほとんど発生していなかったのは確かでしょう。

ここで思いつくのは、最近の豪雨被害です。
現在、この豪雨被害も世界中で多発しています。

なので、「昨今の世界中の豪雨により、地盤内部に、過去とは比較にならないほどの大量の水が地下水として、溜まるようになったのではないか」と、私は考えます。

大量の豪雨により、川にも、その全ての降水量が流れず、土地の地盤に溜まるのです。

そして、地下水にも、流れがあると聞きますから、ちょっとした弾みで、ある土地の地盤内部の地下水が流れると、その地下水の流れた後には、空洞が残ります。
その空洞により、シンクホールが発生するとか。

この地下水の流れも自然なものです。
最近では、世界中に地震が多発していることも知られています。
これらの地震によって、地下の水脈が移動することもあるでしょう。

現に、最近発生した熊本地震の後、幾つかの温泉施設で、温泉が出なくなったケースが報告されています。
熊本地震の影響によって、地下の温泉の水脈が変わった、と予想されます。

 

    ■:おわりに

上記からまとめますと、シンクホールの原因として、私が考えるのは、
------------------
1:昨今の大量の雨により、多くの土地の地盤内部に、大量の地下水が溜まるようになった

2:昨今、多発する地震等の影響により、「1:」で説明した地下水が地下で移動して、地下内部で空洞が発生する。

3:人為的な工事などや、その他の原因により、「2:」で説明した地盤が刺激されるため、その空洞めがけて、シンクホールが発生する。
------------------
のプロセスです。

いずれにしても、これは私の考えた仮説です。

「博多駅前の崩落」に関して、国の調査が始まるそうです。
「博多駅前の崩落」は、ほぼ、シンクホールである、と私は見ていますし、他の読者の方々も、「博多駅前の崩落」をシンクホールと見なしている方も多いことでしょう。

ですから、「博多駅前の崩落」に関しての国の調査結果というのは、ある意味、「シンクホールの発生原因の国の正式調査」ということになるので、ある方々からみれば、興味深い調査結果となると感じています。


                                        坂本  誠

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