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2016年11月 4日 (金)

三千十一: 現代と中世の商業事情を考えて

こんばんわ。

現在の日本にも残されていますが、「四日市(よっかいち)」とか「三日市(みっかいち)」という類の地名や地方自治体の名称が残されています。
この「四日市」とか「三日市」という名前の由来は、だいたい、江戸時代以前の地方都市で、「1週間に四日間、市場が開かれる」とか「1週間に三日間、市が立つ」という、その当時の商店街が開かれる日にちの由来から、来ているといわれています(あるいは、四日おきか、三日おきに市が立つ、という意味だったでしょうか)。

つまり、江戸時代とか室町時代以前の人々の日用品の需要と、現代に住む私達の日用品の需要のレベルには違いがあるでしょう。
しかし、上記に挙げたように、「1週間に四日間、市場が開かれる」とか「1週間に三日間、市が立つ」という、その間隔でも、多くの日本人の日用品に対する需要レベルは、そんなに高くはなかった事がわかります。

現代に住む私達でも、自分達の必要とする日用品が欲しくても、毎日、その日用品が必要とはならないケースが多いと思います。
現代の街の中の商店を見ても、毎日のように、開いているお店をよく見かけます。
ですから、上のように「1週間に四日間しか、お店が開かれていない」とか「1週間に三日間しか、お店が開かれていない」という状況でも、その状況を、現代に反映させても、「なんとかなるだろう」と私達は、考えることができるでしょう。

確かに、現代に住んでいる私達は、毎日、お店に行っても良いわけです。
しかし、日々の生活に必要な日用品や食品を、毎日、お店で買う人は少ないことでしょう。
「買い置き」ということも出来るのですから。

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ですから、現代では、毎日のように開かれているお店を、私達は、よく見かけますが、「1週間の内に、四日か三日しか、お店が開かれるだけでも、大丈夫だろう」と、私達は考えることが出来るでしょう。
それどころか、江戸時代や室町時代の日本人の商人が、タイム・スリップして、現代に現れたと仮定しましょう。
そして、現代に、毎日のように開かれている数々のお店を見たとします。

そして、現代の商業事情として、光熱費とか人件費とか輸送費があると伝えます。
そして、売り上げによる利益のお金とかを伝えます。
そして、彼に算盤(そろばん)をはじいてもらいましょう。

すると、室町時代の日本の商人は気付くことでしょう。
現代だと、毎日、お店を開くわけですから、光熱費とか人件費とか輸送費も、それだけ高くつくでしょう。
しかし、お店にやって来る消費者の方は、毎日のように、そのお店の商品を必要としないのですから、光熱費とか人件費とか輸送費の方に、店の利益がさらわれて、お店が赤字になってしまうでしょう。

なので、「毎日のようにお店を開く」というのは、「割(わり)に合わない」と彼は考えるかもしれません。

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現代で、上記の事を考えやすいのは、「24時間営業」という商業方式でしょう。
あるお店が「24時間営業」をやっても、深夜の電気代とか、光熱費とか、人件費を考えると、そちらの方が売上高よりも高くついてしまい、お店が損をしてしまうケースです。
ですから、「この状況だと、最初から24時間営業をやらなければ良かった」と、人は考えるでしょう。

この「24時間営業」というのも、結局、「お店の営業時間を長くする」という点で、「『四日市』とか『三日市』のお店を営業日を毎日にした」と同じ話だとわかるでしょう。

そして、この現代の「お店の営業時間を長くする」という考えの背後には、「お店の営業時間を長くすれば、もっと多くのお客さんが、お店にやって来て、もっと多くの品が売れるに違いない」という考えから来ていることがわかります。

しかし、現実には、冒頭にも書いたように、「1週間の内に、四日か三日しか、お店が開かれるだけでも、大丈夫だ」と、私達にわかります。
買い置きも出来ますので。

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上の話から考えると、特に「お店勤めの販売関係の人は、7日間の内に、もっと多くの休日を得られるだろう」と、読者の方々は気が付かれるでしょう。

しかし、江戸時代や室町時代の日本の商業事情と、現代の商業事情を比較して、非常に大きく変わっている点があります。
それは、「お金」です。

私がよく引用する文章を下に再引用します。

司馬遼太郎『街道を行く 9 信州佐久平みち、潟のみちほか』(朝日文芸文庫)より文章と写真を引用
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明治維新後、太政官の財政基礎は、徳川幕府と同様、米穀である。

維新で太政官は徳川家の直轄領を没収したから、ほぼ六百万石から八百万石ほどの所帯であったであろう。

Photo


維新後、太政官の内部で、米が財政の基礎をなしていることに疑問をもつむきが多かった。


欧米は、国家が来期にやるべき仕事を、その前年において予算として組んでおく。
ところが日本ではそれができない。
というのは、旧幕同様、米が貨幣の代りになっているからである。
米というのは豊凶さまざまで、来年の穫れ高の予想ができないから、従って米を基礎にしていては予算が組み上がらない。
よろしく金を基礎とすべきであり、在来、百姓に米で租税を納めさせていたものを、金で納めさせるべきである

明治五年、三十歳足らずで地租改正局長になった陸奥宗光が、その職につく前、大意右のようなことを建白している(※筆者注:この私のエッセイ内では「右」ではなく、「上」となります)。
武士の俸給が米で支払われることに馴れていたひとびとにとっては、この程度の建白でも、驚天動地のことであったであろう。

が、金納制というのは、農民にとってたまったものではなかった。
農民の暮らしというのは、弥生式稲作が入って以来、商品経済とはあまりかかわりなくつづいてきて、現金要らずの自給自足のままやってきている。

『米もまた商品であり、農民は商品生産者である』というヨーロッパ風の考えを持ちこまれても、現実の農民は、上代以来、現金の顔などほとんど見ることなく暮らしてきたし、たいていの自作農は、米を金に換えうる力などもっていなかった。

どうすれば自作農たちが金納しうるかということについては、政府にその思想も施策も指導能力もなにもなく、ただ明治六年七月に「地租改正条例」がいきなりといっていい印象で施行されただけである。

これが高率であったこと、各地の実情にそぐわなかったことなどもふくめて、明治初年、各地に大規模な農民一揆が頻発するのだが、木崎村は、このときには一揆を起こしていない。
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(引用終わり)

つまり、江戸時代や室町時代では、都市部では、お金が物資の交換道具として使われてもいたでしょうが、日本の多くの場所では、物資の交換の際に、お米や野菜等が使われていたことがわかります。

都市部には、現金であるところの銅銭とか小判などがあったかもしれません。
しかし、その銅銭とか小判を、過去の日本でも、全ての国民が使用できるほど、大量生産されていなかったことがわかります。
また、現実に、「それほど、多くの銅や黄金を、お金に変える」というのは、不可能だと、現代の私達でも気が付くでしょう。

また、上の引用文から、現代において、お店とお金の関係が密接にセットされたことがわかります。
これが資本主義であることがわかります。
お店とか市場は、本来、人々の日用品を提供・流布するのが役目だったとわかりますが、日本だと、明治時代に入って、資本主義を興された結果、「お店や市場というものは、お金で示された数値の上昇、つまり、売上高を追い求める場所である」と、変更されたことがわかります。

ですから、多くのお店というものが、お金の数値の上昇ばかりを追いかけさせられるようになったことがわかります。

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ところが、私のブログを読まれる方は、既に、ご存知でしょうが、この資本主義というのは、長らく、西洋で作られ、育てられてきたものですが、カバールやイルミナティが作り続けてきた、システムなのです。

カバールやイルミナティが、全地球を支配したいのと、地球上の全ての人々を、彼等の奴隷として使いたかったのです。
彼等はお金を地球上に流行らせ、そして、資本主義市場を世界に広げました。
そして、資本主義の主要道具であるところのお金を使いながら、「お金が少なかったら、あなた達は恥ずかしいですよ」とか「(カバールやイルミナティの作成している)お金が無かったら、あなた達は生きていけませんよ」という脅しとか、「お金を儲けたら、あなた達は、他の人よりも威張れるので、気持ちが良いでしょう。だから、もっと、資本主義的労働をしなさいよ(そのように働けば、お金を追い求め続けるので、カバールやイルミナティであるところの、私達の奴隷となるのだ)」といった類のセリフを、私達に言い続けていたことが知られています。

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ですから、現代で、お店だけではなく、様々な場所で、長時間労働を、あたかも強いられるかのような雰囲気の原点を探ると、カバールやイルミナティが私達に求めている奴隷労働が背景にあることがわかります。

なので、現代に、暗黙的に、強制的に、強いられているかのような長時間労働の背景を掴むことが、私達が、今後、生活して、切り抜けて行く上での、大事なポイントになると思います。

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これ以降は、ちょっとした余談です。

現代の私達は、「お金社会」とも言えるような社会に住んでいます。
しかし、この「お金社会」というものも、上記の『街道を行く 9 信州佐久平みち、潟のみちほか』の引用文を読んでもわかるように、永遠の昔からあったわけではありません。

日本だと、少なくとも、明治時代に入ってから、このお金システムが広げられたことがわかります。
また、当然のことですが「中央銀行」というのも、永遠の昔から存在していたわけではありません。

上記の『街道を行く 9 信州佐久平みち、潟のみちほか』の引用文でもわかりますが、「日本をお金システムで動かそう」という動きがあり、その後に、西洋の資本主義をまねるべく、中央銀行が設立されました。

その中央銀行が設立されたのは、

(引用)
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日本銀行 wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%8A%80%E8%A1%8C

1882年(明治15年)6月 - 日本銀行条例公布。
10月10日 - 開業。

最終更新 2015年3月6日 (金) 13:39 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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(引用終わり)

です。
この原稿を書いている今は、2016年の暮れですから、今から、134年前に、日本の中央銀行である、日本銀行が設立されたことがわかります。
ですから、人間の歴史から考えても、比較的に、かなり最近になって、中央銀行が設立されたことがわかります。
当然、私達が見ている、お金社会というものも、この「134年前から始まっている」と言えるでしょう。

当然、この134年前だと、現代のように、大量のお金が配布されていませんでしたから、これも、私達がよく見かけるところの「株式会社」というのも一切、存在していなかったことがわかります。
なぜならば、「株式市場」というものも存在していなかったので。


(以下、上記記事に関する過去記事、関連記事、及び、参考文献)
(私の気になった部分には、アンダーラインを引いたり、太字にさせてもらっています。)
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『二百五十三: News_No.298』
●アメリカの真実(2) ケネディ大統領が発行を命じた紙幣と残された演説、そしてタイタニック沈没とFRB
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2013/08/news_no298-e74a.html
http://mizu888.at.webry.info/201308/article_44.html

しかし、その後、大統領命令、第11110号の取り消しの無いまま、その米国政府が作った公式のお札が回収され、代わりに、大変よく似たFRBの印刷した大量のお札が、市場に出回りました。

▼2ドル札「政府発行券」

1376229826676131153161

▼2ドル札「FRB発行券」

137622983883613115762_2frb1

▼5ドル札「政府発行券」

1376229859467132212851

▼5ドル札「FRB発行券」

137622987167913221385_5frb1

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Wikipediaでも、上の話が出ていますので引用しておきます。

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●政府紙幣
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%BA%9C%E7%B4%99%E5%B9%A3

その後、1963年6月4日にケネディ大統領の大統領令11110 (Executive Order 11110) によって政府紙幣が復活する[4]が、その約半年後の11月22日にケネディ大統領は暗殺された。

最終更新 2014年7月2日 (水) 11:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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『二千五百五十七:銀行制度についての種々の話題_No.5』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/07/_no5-9667.html

(上記記事より抜粋)
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『四百八十六:私の見かけたビデオについて_No.47』
●スライヴ (THRIVE Japanese)
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2013/11/_no47-6032.html
http://www.youtube.com/watch?v=yp0ZhgEYoBI

ビデオの1時間00分06秒辺りからです。

ビル・スティル

_

問題は、アメリカの中央銀行制度が民間所有なのに、政府が所有しているように見せかけている事です。
ワシントンDC地区の電話帳で、連邦準備銀行を探そうとすると、青い政府機関のページに見つける事は出来ません。
企業のページを見てみると、Fedxのすぐ隣にあります。
民間所有の中央銀行なのです。
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『二千五百四十一: 銀行制度についての種々の話題_No.4』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/06/_no4-8a1f.html

(上記記事より抜粋)
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●スライヴ (THRIVE Japanese)
http://www.youtube.com/watch?v=yp0ZhgEYoBI

ビデオの1時間00分06秒辺りからです。

●聞き手:
連邦準備銀行の議長とアメリカ合衆国大統領は、どのような関係が適切ですか?

■アラン・グリーンスパン:

Thrive_japanese__greenspan_2


まず第一に言う事は、連邦準備銀行(※筆者注:FRBのこと)は独立機関ですので、基本的に我々が行う措置をくつがえす事の出来る政府機関というのは存在しないのです。
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『二千六百八十五:現在の資本主義を考える』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/10/post-6e5c.html
●『お金の原価はいくらなの?』
http://homepage2.nifty.com/osiete/s418.htm

(上記記事より抜粋引用)
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平成十二年度特別会計予算ベースで

一万円が約22.2円、
五千円は約20.7円、
千円札は約14.5円です。
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(引用終わり)

『二千六百八十五:現在の資本主義を考える』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2015/10/post-6e5c.html
●100ドル紙幣を1枚作るのにはいくらくらい原価がかかるのですか? - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q129971462

(上記記事より抜粋引用)
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参考のサイト(アメリカの印刷局)の説明によれば、2005年実績で、約5.7セント/枚(86億枚印刷時)だそうです。
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(引用終わり)

(Wikipediaより)
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●日本銀行
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%8A%80%E8%A1%8C

日本銀行は、政府から独立した法人とされ、公的資本と民間資本により存立する。
資本金は1億円で、そのうち政府が55%の5500万円を出資し、残り45%にあたる約4500万円を政府以外の者が出資する。
2010年(平成22年)3月末日時点における政府以外の出資者の内訳は、個人35.9%、金融機関2.4%、公共団体等0.2%、証券会社-%、その他法人6.5%となっている[1]。

最終更新 2014年6月19日 (木) 02:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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(引用終わり)

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『二百四十四: FRBについて_No.3』
●アロンルッソ #keizai 中央銀行による世界奴隷計画 自由からファシズムへ
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2013/08/frb_no3-4169.html
http://www.youtube.com/watch?v=c2HUsKG9Bp8

(※筆者注:上記ビデオは、なぜか削除されています。私が閲覧できた時に、読めた日本語字幕を紹介しておきます。)

(上記ビデオより抜粋して引用)
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反対が強く、連邦準備会制度という「銀行」を入れずに名称詐欺で設立しました。
アメリカで起きているものは企業によるのっとりです。
多くの企業は連邦準備制度に従っています。
人々は連邦準備制度は民間銀行だと知りません。
ロスチャイルド家やロックフェラー家などです。
政府は必要なお金を米国連銀から利息付きで借りなければならなくなったのです。
不換紙幣と呼ばれるもので、不換紙幣では連邦準備会は好きなだけ無から作りだせるのです。
もうインク代もかかりません。
例えば100ドル札の印刷コストは3セントですが、3セントも必要ないんです。
コンピュータ上で数字を入力するだけですから、もう支払う必要はありません。
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                                        坂本  誠

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