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2016年10月 4日 (火)

三千一: 私の省エネ・ライフ(電化製品編)_No.2

『二千九百九十五:私の省エネ・ライフ(電化製品編)』の続きです。

私の家の2つ目のCDラジカセが故障しました。
そして、この故障の原因も、電解コンデンサが原因でした。

『二千九百九十五:私の省エネ・ライフ(電化製品編)』に加えて、もっと、この電解コンデンサ問題の解決手段を具体的に、詳細に、まとめ的に残してみようと思います。
きっと、この記事を読む、未来の読者のためにもなると思います。

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●症状:

この電解コンデンサの不良の症状は、「交流電源使用時の家電が、ある日、突然に電源が入れられなくなる」というものです。

現代の、ほとんど多くの家電は、電解コンデンサを多用しているので、今までに、同じような不良原因で、お使いの家電を廃棄した方も多いと思います。

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●原因:

電解コンデンサの寿命は、約7,8年です。
ですから、ほとんど多くの家電の主要な故障原因は、この電解コンデンサの劣化が原因と言えるでしょう。

また、私達の扱うほとんどの家電は、交流電源のコンセントを使用していますが、その家電の内部では、そのほとんどが交流電源から直流電源に変換されて、直流電源で動いています。

この変換装置の部分に、電解コンデンサとダイオードが使用されて、交流電源が直流電源に変換されています。
ですから、家電の電源部分の装置がダメになるので、お使いの家電に、「全く電気が入らない」という状況を呈します。

電解コンデンサは、熱に弱いので、暑い夏場に、この手の故障が発生する事が多いようです。

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●対策:

◆◆対策1:
CDラジカセだと、交流電源と、あるいは、屋外で音楽を聞くために、乾電池を使用して聴く場合があります。
たとえ、交流電源で音楽を聞けなくなっても、乾電池は直流電源です。

ですから、私も、乾電池を使って、故障したCDラジカセを動かしてみたら、電源投入できました。
乾電池は直流電源ですからね。
しかし、やはり、その後にコンセントを使って、CDラジカセを起動しようとしても、電源は入りませんでした。
ですから、この段階で完全に、「電源ユニット部分の電解コンデンサが原因である」と、わかります。

ですから、乾電池を使用できる家電ならば、たとえ、この電解コンデンサの問題に当たっても、乾電池を使用すれば、その家電は使用できる事がわかります。

これも、対策の一つに数え上げられると思います。

◆◆対策2:
最近の家電でも、「アダプタ」と呼ばれるものを使用しているものも多いでしょう。
代表的なのは、ノートパソコンでしょう。

実は、この「アダプタ」と呼ばれるものが、交流電源から直流電源に変換する装置なのです。
また、変圧もしています。

ですから、お使いの家電で、アダプタを使用していれば、その中に、電解コンデンサが含まれている事がわかります。
なので、「アダプタ」の寿命が来れば、新しい「アダプタ」を交換すればよい事がわかります。

これも、対策の一つに数え上げられると思います。

◆◆対策3:
当然、世の多くの家電だと、乾電池を使用できず、また、アダプタを使用していないものも数多くあります。
この状況だと、私がこれから紹介する、「家電のケースを開けての電解コンデンサの交換」というケースがあります。

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●修理:

ケースを開けての電解コンデンサの交換です。
ただし、ケースを開けての修理は、自己責任でやってください。
いったん、ケースを開けると、「ユーザーが故意に壊した」と、メーカーに見なされるため、保証が効かなくなったり、修理の対象外と見られたりします。

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◆◆修理1:
家電のケースを開けた写真が以下のものです。
「photo_修理1」:

P9240163_6

 

 

 

奥に見える金属部分のものが交流電源からの変圧器です。
この交流電源は「+」の電気と「-」の電気の区別が無いので、二つの線とも、黄色いコードから電気が供給されている事がわかります。

写真の右側に白い箱型のケースが見えますが、これが乾電池を入れるケースです。
この乾電池から来る電気は、直流電源なので、「+」の電気と「-」の電気があります。
ですから、赤のコードが「+」の電気であり、黒のコードが「-」の電気側を現しています。

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◆◆修理2:

P9240164

「photo_修理2」:

「◆◆修理1」で紹介した写真中の、交流電源から来る黄色いコードと、直流電源から来る赤のコードと黒のコードをたどると、その二つのラインの先に、「電源ユニット」と言える、マザーボードに至ります。

この「電源ユニット」のマザーボードで、交流電源と直流電源を振り分けて、もし、交流電源から電気が来ていれば、変換して、直流電源に整流していることがわかります。

「電源ユニット」のマザーボードを特定できるでしょう。

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◆◆修理3:

P9240166_2

「photo_修理3」:

この「電源ユニット」のマザーボードにも、幾つかの電解コンデンサが配置されている事が、上記の写真でもわかると思います。
しかし、多くの家電がありますが、この「電源ユニット」のマザーボードに、たった一つの電解コンデンサしか使用されていないケースもあります。
たった一つの電解コンデンサが、あるのみだと、もちろん、そのたった一つの電解コンデンサを交換すれば良いことがわかります。

問題は、上記の写真のように、「電源ユニット」のマザーボードにも、幾つかの電解コンデンサが配置されているケースです。
しかし、私が過去に修理したケースだと、この「電源ユニット」のマザーボード上の内の「最大の電解コンデンサ」を交換すれば、故障が治りました。
つまり、再び、電気がCDラジカセの中をめぐるようになりました。

ですから、一番大きな電解コンデンサを交換すれば、たいていの故障は治ると思います。

「photo_修理3」の写真で言えば、交流電源から来る電気を流す黄色い2本のコードの裏側に、「電源ユニット」のマザーボード上の一番大きな電解コンデンサがあります。
この最大の電解コンデンサを交換しただけで、再び、CDラジカセが交流電源を使用して、再び、起動できるようになりました。

また、この電源ユニットから整流された電気が、CDラジカセの内部に割り振られていたので、写真のように、多くのコード(コネクタ)が付けられていました。
当然、はんだゴテで、古い電解コンデンサを取り外し、新しい電解コンデンサをはんだで付けるためには、多くのコネクタを外さないといけません。

新しい電解コンデンサを交換した後に、多くのコネクタを正しく実装する必要があります。
ですから、「photo_修理3」のように、多くのコネクタを外す前に、写真のように、「札(ふだ)」を貼り付けました。
「photo_修理3」に見える「札(ふだ)」には、「DC(直流電源の意味)」と書かれています。
「電源ユニット」のマザーボード上のコネクタのソケット部分にも「DC」と書かれているのが見えると思います。
この「札(ふだ)」を、多く貼り付けることによって、新しい電解コンデンサを交換した後で、多くのコネクタを正しく配線することができるでしょう。

後は、外したネジを、全部、締め直して、修理が完了しました。

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●補足と参考:

Pa010160

「photo_補足と参考」:

補足と参考を書きます。
上記の写真「photo_補足と参考」は、かなり、昔に、壊れたCDラジカセを分解した後、残していた「電源ユニット」のマザーボードです。
偶然にも、残していました。

上記の写真「photo_補足と参考」の右側の2つのオレンジ色のコードが、交流電源からの電気線だとわかります。
そして、左に出ている赤(+)のコードと黒(-)のコードがあります。

マザーボードの左側に、当記事中でも、書いている電解コンデンサがあります。
写真ではわかりにくいのですが、この電解コンデンサの底の方に、少しだけ、液漏れをしていることがわかります。

電解コンデンサのほとんどの形状は、タンク型をしています。
「2200μF(マイクロ・ファラット)、25V」と書かれています。
これが電解コンデンサの性能ですので、もし、交換する場合は、これと同じ性能の電解コンデンサを入手する必要があります。
私の場合は、近所のホームセンターで、255円(税込み)でした。

上記の写真「photo_補足と参考」に、小さな4つの円筒形をしたものが上下に並べられていますが、これは電解コンデンサではありません。
これらの4つのものはダイオードです。

また、4つのダイオードの隣り合わせに、4つの茶色の米粒状の電気素子があります。
この茶色の電気素子は、「セラミックコンデンサ」と言います。
この「セラミックコンデンサ」は、電解コンデンサと同じ性質を持つコンデンサなのですが、寿命は長いです。
ですので、この「セラミックコンデンサ」は、交換する必要はありません。

あくまで、交換を対象として特定できるのは、主に円筒形をした「電解コンデンサ」です。
「コンデンサ」にも幾つも種類があるのですが、この円筒形をした「電解コンデンサ」だけが、いちじるしく、寿命が短いのです。

電解コンデンサは、ホームセンターに置かれている場合もあります。
無ければ、お近くの電子パーツ店で購入されるか、東京の秋葉原に電子パーツ専門店が何軒もありますので、ネット通販で購入できます。

はんだ付け情報の紹介もしておきます。

はんだ付けの職人技
野瀬 昌治 著
技術評論社
ISBN978-4-7741-6046-7

ハンダ付け職人のはんだ付け講座
http://www.noseseiki.com/

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◆◆値段的な比較:

値段的な比較は、家電を購入した時の記憶をたどるしかなく、大体の値段を挙げるしか、手がありません。
CDラジカセが、一つあたり、約5000円でしょうか。

そして、私の修理した扇風機は、現代だと、3000円から4000円の値段でしょうか。
現代だと、省エネ扇風機が出回っており、その省エネ扇風機は約5000円ぐらいの値段から始まっているので、省エネ扇風機ではない、私の修理した扇風機だと、それぐらいの金額が考えられます。

2つのCDラジカセを修理するのに、255円の電解コンデンサの二つです。
そして、扇風機を修理するのに、2個の電解コンデンサを合わせて約100円でした。

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●感想:

読者の方も、私と同じような記憶があると思いますが、数多くのゴミとなった家電が山積みされた光景をみたことがあると思います。
その山積みされた廃棄家電を見て、「もったいないなあ」と感じた方々も多いことでしょう。

そして、そのような記憶を持っている多くの方々も、「ちょっと修理すれば、まだ、かなり長く使えるのではないのか?」という疑問を持ったと思います。

この一連の修理での私の経験からですが、ほとんどの家電の故障原因は、「電解コンデンサの劣化」が原因だとわかりました。
つまり、やはり、廃棄された家電の内部の99%以上は、故障していなかったことがわかります。
多くの家電の故障は、その家電の内部の1%未満である、たった一つの電解コンデンサが原因でした。

ですから、私のこの経験から踏まえると、私達の身近にある家電は、もっと長く長く使用できることがわかります。
また、当然、私達の身近にある家電を買い換えるだけのコスト・ダウンも大きなものです。
また、最近では、家電を廃棄するのにも、廃棄代がかかっているのは、多くの人の知ることでしょう。

ですから、あなたも、はんだ付けを覚えて、上記のような情報に触れ続けていれば、これからのあなたの世界は、ぐっと広がると思います。
あなたも、「今、私は New Life に踏み込んだ」という実感を得られるかもしれません。

あなたの余ったお金は、何か他のもっと有意義な事のために使った方が良いと思います。


(以下、過去記事、関連記事、及び、参考文献)
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『二千九百九十五:私の省エネ・ライフ(電化製品編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/09/post-01c4.html

●真似をするなら自己責任で。電解コンデンサを交換して壊れたパソコンの電源を修理する。 | ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2011/10/20/%E7%9C%9F%E4%BC%BC%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%82%89%E8%87%AA%E5%B7%B1%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E3%81%A7%E3%80%82%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%82%92%E4%BA%A4/

●電解コンデンサの故障
http://www.pasokondokoro.com/memo/capacitor/

『二千九百八十六:私の省エネ・ライフ(交通編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/09/post-e2ca.html

『二千九百二十:私の省エネ・ライフ(料理編&PC編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/05/pc-3e08.html

『二千八百七十二:私の省エネ・ライフ(換気扇&調味料編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/03/post-76dd.html

『二千八百六十八:私の省エネ・ライフ(ヘア・アクセサリー編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/03/post-1bec.html

『二千八百六十一:私の省エネ・ライフ(暖房編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/03/post-a9e2.html

『二千八百五十五:私の省エネ・ライフ(ペット編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/03/post-5da9.html

『二千八百四十九:私の省エネ・ライフ(お菓子編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/02/post-d4f2.html

『二千八百四十一:私の省エネ・ライフ(ストーブ編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/02/post-61a1.html

『二千八百二十九:私の省エネ・ライフ(メモ用紙&お風呂の水)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/01/post-006b.html

『二千八百二十三:私の省エネ・ライフ(ノート編) 』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/01/post-8f2e.html

『二千八百七:私の省エネ・ライフ(家電編)』
http://hikari-to-kagayaki.blog.bbiq.jp/blog/2016/01/post-0007.html

(、、、以下、省略)


                                        坂本  誠

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