« 二千八百九十: 竹取物語を読んで | メイン | 二千八百九十二: 民主主義の選挙を見ていて »

2016年4月22日 (金)

二千八百九十一: 竹林

         竹林


   青竹が無限の彼方まで広がっている。
   青竹の間に 黒い空間が浮かんでいる。
   熱帯の島のヤシの葉から こぼれる陽の光は まろやかだが、
   竹林の天頂から こぼれる陽の光は 清冽だ。
   とがった笹の葉のように。

   他の森には四季が あふれ、
   獣たちが姿を現し、
   暖かい気があるが、
   竹林の精は 蒼くて 厳かだ。
   とがった笹の葉のように。

   大風が竹林を揺らす。
   黒い空間が 波を打って
   私に襲ってくるかのよう。
   厳かさと冷たさが
   私を鍛えているかのよう。

   幽玄さが広がっている。


                                        坂本  誠

Img7d91a06ca558

Powered by Six Apart
フォトアルバム