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2015年6月26日 (金)

二千五百四十二: 海の力

           海の力


      夜
      海が おのれの深い底から
      波に乗せて 生命を運んでくる。
      黒くて、温かな波の動きは
      母の手の まねきのようだ。

      暗い海の底から あまたの生命が湧き上がり続ける。
      海の体内から 命が生み出されている。

      月明かりの下、
      海のふちである 浜に
      ウミガメのように 這い上がり、
      小さな生命を運び続ける。

      そのウミガメの涙は
      喜びなのか?
      痛みなのか?
      我が子を腹の外に出すという悲しみなのか?

      海が何も言わずに 命を造り続ける。

 

                                        坂本  誠

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