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2015年5月20日 (水)

二千四百九十一: ネット時代の工夫を考える

こんにちわ。

インターネットが普及して、かなり時間が経ちました。
ネット時代の真っ只中と言えると思います。
ネット時代の工夫について感じた事を書いてみたいと思います。
「ネット時代の工夫」と言っても、ここでは、コンピューター上の技術の事ではありません。
コンピューターのハードウェアの技術とかソフトウェアの技術ではありません。

ハードウェアの技術とかソフトウェアの技術と言えば、あまり面白くないからです。
ここでは、インターネットを使った工夫を書きます。

私が感じた事で以下の記事を引用します。

(以下、『Gigazine』、2015/5/18記事より引用)
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●ネパール大地震で多くの建物が倒壊したカトマンズ市街を歩いてみて
http://gigazine.net/news/20150518-nepal-earthquake-kathmandu/

まさか、ネパールで地震が起きるとは……。
首都カトマンズの街を歩くと、ところどころで目に飛び込んでくる、大地震の爪あと。
歴史的な建造物の「ダルバール広場」や「ダラハラ塔」は崩れ落ちてしまいます。

こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。
随分と迷ったのですが、2週間ばかりネパールを旅してきました。
地震発生から10日後にカトマンズに入ったので、安宿も食堂も開いていて、思っていたよりは平穏な日常。
しかし、街を歩けば被災した建物は点在し、この地を地震が襲ったのは明らかでした。

◆首都カトマンズ
ネパールの首都で政治経済の中心であるカトマンズは、周囲を山に囲まれた盆地の底に位置しています。
標高は1300メートルを越えるので、平野部に比べるとそこまで暑さも厳しくなく、夜は少し冷え込んでもいました。
エベレストやアンナプルナといったヒマラヤ山脈におけるトレッキングの登山基地として、多くの観光客で賑わう場所です。

Photo

カトマンズは山岳地帯に広がる貴重な平地です。(、、、以下、省略)
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(引用終わり)

先日、大きく報道されたネパール地震に関する記事です。
この段落の本質は、ネパール地震に関する記事ではありません。
しかし、ネパール地震が出てきますので、当地で亡くなられた方々のご冥福と、いち早い復興を祈らせて頂きます。

ネパール地震の記事ではありますが、私が感じたネット時代の工夫を書かせて下さい。
私が引用した記事は、インターネット上の新聞です。
ネットの時代に入って、紙が媒体でない新聞社も多く現れました。

まだ、他にも多くのネット上の新聞社があります。
私も全部のネット上の新聞を見ているわけではありません。
私が感じたのは、海外に関する新聞の報道スタイルです。

引用記事にあるように、どこかの海外の取材を、世界一周をしたい人が現地に訪れて取材しています。
この点が、ネット時代に入って、変わった箇所だと感じます。
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現代でも、著名な新聞社だと、海外に社員を常駐させて、その海外社員が海外の出来事を記事にして、日本内の本社に送るケースが多いようです。

ところが、私の紹介した新聞社によると、海外の報道を旅好きな人に任せています。
時々、私達でも耳にしますが、世界旅行の好きな人々がいます。
かなり世界旅行をしているようですが、そのような費用も持っているのでしょう。
とにかく旅の好きな人々がいます。
紹介した記事だと、自転車で世界一周を目指している方です。
このような日本人が何人かいて、世界のどこかを旅しているのでしょう。

ですから、そのような旅好きの人と新聞社が軽い契約を結び、現地に行ってもらい、その現地の出来事を写真と記事にして、新聞社に送るわけです。

両者の契約内容までは他人はわかりませんが、世界旅行の好きな人に、そして、現在でも、世界のどこかを旅している人に、現地に旅行気分で訪れてもらい、その記事を新聞に掲載するわけです。

私が想像するに、両者の契約は軽いものだろうし、また、当然、旅費や経費も格別に安く上がっているような気がします。
つまり、海外報道に関して、かなりロスの少ないスタイルの報道が出来たと感じます。

最近ではインターネットが普及しましたから、記事や写真や動画はネットで送るわけです。
記事や写真や動画はネットで送ればよいのですが、このような発想が生まれた背景には、やはり、インターネットの普及が無ければ出来なかったと感じます。

インターネットが無い時代だと、当然、FAXで送ったり、あるいは電話で現地の出来事を口頭で伝えたり、あるいは電報を打ったり、何らかの形で、人工衛星を使わないと日本内部と連絡が取れないことが多かったと思います。
そのような時代だと、大きな新聞社のちからによって、経費を出してもらわないと海外での取材や滞在は難しかったでしょう。
しかし、インターネットが普及したのと、「もともと、旅好きの人は世に多いだろう」という、この2つの組み合わせが、「旅好きの人に現地の記事を書いてもらう」という軽い作業を可能にしたと感じます。

これだと、ネット上の新聞社もロスも少ないし、責任も少ないと、他の人々も感じるでしょう。
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確かに、現在でも、海外のある国の政治動向なり、経済動向なり、あるいは天変地異とか、そのほか様々なニュース・バリューのある出来事を専門的に取材するのは、海外に駐在させている専門記者が記事を書かないといけないケースも多いでしょう。

しかし、上記のネット上の新聞社による海外報道スタイルを感じるのは、旅人の視点からの報道です。

テレビや新聞でも、ネパール地震は多く報道されましたが、私が紹介した記事の写真を見て感じる点を以下に列挙します。
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・車が多い。
・電線も多い。
・鉄筋コンクリートのアパートがあるらしい。
・バイクも多いようだ。
・SONYのお店がある。
・ショッピング・モールがある。
・西洋建築と、インド近辺のアジア式の建築物が入り混じっている。
・大きな競技場がある。
・街灯が立っている。
・電波塔が立っているから、テレビやラジオや携帯電話の使用状況が考えられる。
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大地震という天変地異がありましたが、それによって撮影された写真を見てみると、現代のネパールの都市状況がよくわかります。
普段、日本にいると、現代のネパールの都市の風景も、あまり思い浮かばないものです。
しかし、このような旅人の視点から撮影された写真を見ると、現代のネパールのカトマンズの雰囲気がよく伝わります。

日本に住んでいると、「ネパール」と一言で言われても、たいてい、思い浮かぶのは、ヒマラヤなどの高い山とか仏教寺院だと思います。
ところが、このような旅人の視点で撮影された写真を見てみると、自分の頭にあるネパールの光景と実際の光景の写真とのずれがわかります。
旅人が好むのは、「日頃、感じられないものを現地で大いに感じたい」という衝動です。
つまり、旅人が追いかけているのは「変化」です。
このような新聞記事でも、読者としては「変化」を感じられます。

ですから、「元々、世界旅行の好きな人で、現在、世界のどこかに行っている人に記事を書いてもらおう」となると、やはり、旅行記のような海外記事がメインとなるでしょう。

様々な人がいますから、「海外のある国の政治状況が知りたい」とか「海外のある国の経済状況が知りたい」という人も多いでしょう。
そのような報道だと、やはり、現地に滞在している専門のスタッフの記事がより重要とされるでしょう。

しかし、旅行記のような記事を欲する読者としては、現在、世界旅行をしている旅人に記事を書いてもらった方がより経済的で、かつ、旅人好みの記事になる可能性が高いと言えるかも知れません。
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また、旅人が世界のある国に直接訪れるわけですから、新鮮な視点でその国を見つめなおす事が出来ます。

以前にも以下の記事を紹介しました。
私の気になった部分には、アンダーラインを引かせて頂きました。

(以下、『Gigazine』、2015/3/4記事より引用)
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●イランに怯えながら行ってみたら人々が公園にテントで寝ていた
http://gigazine.net/news/20150304-real-iran/

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「イスラム国」(イスラミック・ステート、IS)を称する組織が活動しているイラクやシリアなどと地理的に近く、ニュースでも名前が出たりすることからあまり治安がいいイメージがないイラン。
実際行ってみたら、何に気を付けていいのか分からないくらい、平和な雰囲気が漂っていました。

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皆さんは、イランと聞くとどんな事を思い浮かべますか?
地理的に最近ニュースで目にする事が多いISが活動しているシリアやイラク、かつてアルカイダが活動していたアフガニスタンやパキスタンなど、政情が不安定な国と近接している事から治安が悪い場所だと思われている方も多いのではないでしょうか?
実際に訪れるまでは僕もその一人でした。

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しかし、いざ行ってみると何に気を付けていいのか分からないくらい、平和な雰囲気が漂っていました。
というわけで、僕が抱いていた先入観とはかけ離れていた実際のイランはどんな所なのかご紹介したいと思います。(、、、以下、省略)
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(引用終わり)

このような報道スタイルが出来たのも、やはり、ネット時代ならではの工夫だと感じます。

 

                                        坂本  誠

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